季節「ふゆの ものは どれ?」
もんだい
ふゆの ものは どれかな?
この問題の図: 4つの中から冬に関係するものを1つ選ぶ季節のやさしい問題。冬の行事や自然を学びます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
ゆきだるま(12〜2月/冬)
かいせつ(おうちのかたへ)
- ゆきだるま → 12〜2月(冬)○ 正解
- こいのぼり → 5月5日(春)
- ひまわり → 夏の花
- くり → 秋の味覚
冬の代表的な遊び「ゆきだるま作り」は雪国ならではですが、全国的にも絵本や歌で馴染みがあります。「雪がふる・手袋をつける・ストーブをつける」など、冬の生活経験と結びつけましょう。
出題背景と育つ力
小学校受験の常識分野では、身のまわりのものを正しい季節に結びつけられるかが、毎年のように問われます。この問題のように、ゆきだるま・こいのぼり・ひまわり・くりという4つの絵から「冬のもの」を1つ選ぶ形式は、季節常識のもっとも基本となる出題タイプです。実際の試験では、口頭で「ふゆに かんけいの あるものに ○を つけましょう」と指示され、絵を見て指さしたり丸をつけたりして答えます。この問題では、雪が降る寒い時期ならではの遊びであるゆきだるまが冬を代表するものとして正解になります。
このタイプで育つのは、季節という目に見えない時間の流れを、具体的なものや出来事に置きかえてとらえる力です。ゆきだるまは冬、こいのぼりは春の端午の節句、ひまわりは夏、くりは秋というように、4つそれぞれが別の季節を担っているため、子どもは「冬かどうか」を一つひとつ確かめながら判断することになります。こうした経験を重ねると、暮らしの中の行事や自然を季節ごとに整理する力が身につき、後の昔話や季節の自然・動植物といった、より広い常識問題への土台になります。
よくあるつまずき
年中から年長のお子さんでまず多いのが、こいのぼりを冬と間違えてしまうつまずきです。こいのぼりは外で泳ぐ大きな飾りで見た目が華やかなため、印象に残りやすく、つい選んでしまいます。けれども、こいのぼりは5月のこどもの日に飾る春のもので、冬ではありません。逆にゆきだるまを知ってはいても、雪の降らない地域に住んでいると実際に作った経験がなく、絵本や歌の中の存在にとどまっていて、自信を持って選べないこともあります。
くりを選んでしまう間違いも見られます。くりは秋の味覚ですが、寒くなってきた頃に食べた記憶と「寒い=冬」というイメージが結びつき、季節がひとつずれてしまうのです。この年齢の子どもは、春夏秋冬の四つを順番に並べて考えることがまだ難しく、「暑い・寒い」という体の感覚だけで季節を判断しがちです。そのため、秋と冬、春と夏のように隣り合う季節の見分けでつまずきやすいのが発達上の自然な姿です。
もう一つ気をつけたいのが、ひまわりのように一目で夏とわかるものは正しく外せても、残った三つの中から冬を一つに絞りきれないケースです。「これは冬じゃない」と消していく消去の考え方がまだ育っていないと、なんとなく目についたものを選んでしまいます。間違えたときは叱らず、どうしてそう思ったのかを聞いてあげると、お子さんがどの季節とどの季節を混同しているのかが見えてきます。
家庭での声かけ例
まずは正解を急がず、4つの絵を一緒に指さしながら「これはなあに?」と一つずつ名前を確かめましょう。名前が言えたら、「ゆきだるまは いつ つくるのかな?」「こいのぼりは どの おそらに およいでた?」と、それぞれのものを体験や記憶に結びつけて問いかけます。冬の場面なら「ゆきが ふって さむいとき」「てぶくろを して あそぶとき」と、この問題のかいせつにもある冬の暮らしの様子を添えてあげると、ゆきだるまがすっと冬と結びつきます。
答えを一つに絞るときは、消去の考え方を声に出して手本を見せてあげてください。「ひまわりは あついなつだから ちがうね」「くりは おいもや どんぐりの あきだね」「こいのぼりは おそとが あたたかくなる はるだね」と一緒に外していき、「のこったのは ゆきだるま、これが ふゆだ!」と締めくくります。子ども自身に「ちがうのは どれ?」と外す役をやってもらうと、ただ選ぶより記憶に残りやすくなります。
日々の暮らしの中での声かけも効果があります。寒い朝に外へ出たら「いまは なんの きせつかな?」と聞いたり、クリスマスやおしょうがつ、せつぶんといった冬の行事のときに「これも ふゆの おたのしみだね」と話したりすると、季節感が遊びの延長で身についていきます。雪が降らない地域でも、絵本や歌のゆきだるまを話題にして「ゆきが いっぱい ふったら つくれるね」と想像を広げてあげれば、この問題のような冬のものをぐっと身近に感じられるようになります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 季節感・一般常識
- 教え方のコツ: 冬の衣類や行事を実際に体験しながら話しましょう
- ステップアップ: 冬の行事(クリスマス・おしょうがつ・せつぶん)、冬眠する動物へ