季節「この ぎょうじは いつ?」
もんだい
はるの ぎょうじは どれかな?
この問題の図: 行事と季節の結びつきを考える問題です。四季の代表的な行事を学びます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
はなみ、ひなまつり、こどものひ、にゅうがくしき
かいせつ(おうちのかたへ)
- はなみ → 3〜4月(春)
- はなび → 7〜8月(夏)
- ひなまつり → 3月3日(春)
- おつきみ → 9〜10月(秋)
- こどものひ → 5月5日(春)
- クリスマス → 12月25日(冬)
- たなばた → 7月7日(夏)
- おしょうがつ → 1月(冬)
- にゅうがくしき → 4月(春)
9つの行事から春のものを選ぶ問題です。ラベルを読む必要があるため「ふつう」です。
出題背景と育つ力
この問題は、はなみ・ひなまつり・こどものひ・にゅうがくしきといった9つの行事カードの中から「はる」のものだけを選ぶ、季節の行事を問う出題です。小学校受験の常識分野では、行事とそれが行われる季節を正しく結びつけられるかが定番で問われます。この問題のように複数の行事を並べて「この季節のものはどれ?」と選ばせる形は、ひとつ覚えているだけでは答えられず、ひなまつりは3月で春、たなばたは7月で夏、というように一つひとつの行事を月や季節と対応させて整理できているかが試されます。
ここで育つのは、暮らしの中の出来事を季節というまとまりで捉えなおす力です。にゅうがくしきが春の行事として答えに入っている点が、この問題ならではの特徴です。花や月のように見た目で季節が分かるものだけでなく、入学式という人の暮らしの節目も季節と結びついているのだと気づくことで、お子さんの季節感はぐっと立体的になります。カレンダーや一年の流れを頭の中に持ち、そこに行事を置いていく感覚が身についていきます。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、夏のはなびや秋のおつきみのように響きが楽しく印象に残りやすい行事を、つい春と思って選んでしまうことです。年中から年長のお子さんは「楽しかった」「きれいだった」という感情の記憶が先に立ちやすく、季節と切り離して覚えていると、雰囲気で手が伸びてしまいます。とくにはなみとはなびは名前が似ていて、どちらも華やかなので混同しがちです。花を見るのが春、花火を上げるのが夏、と行為のちがいで区別できると間違いが減ります。
次に多いのが、にゅうがくしきを答えから落としてしまうパターンです。ひなまつりやこどものひのように決まった日付のあるお祝いは思い出しやすい一方、入学式は「行事」という意識が薄く、季節の問題だと結びつかないお子さんが多くいます。ご家庭で入学・進級と春をつなげて話していないと、ここは取りこぼしやすいところです。
もうひとつ、この問題はカードのラベルの文字を読んで答える形なので、文字を拾うのに気を取られて季節の判断がおろそかになることもあります。年長前後では、読むことと考えることを同時に行うのはまだ負担が大きい時期です。読めない言葉でつまずいているのか、季節そのものが分かっていないのかを見分けてあげると、つまずきの本当の原因が見えてきます。
家庭での声かけ例
まずは9枚を一気に見るのではなく、1枚ずつ「これはいつやるかな?」と季節を声に出して確かめていくとよいでしょう。はなみなら「お花見、どんなお花を見たかな。さくらだね。さくらはいつ咲く?」と、行事そのものではなくお子さんの実体験へ橋をかけてあげると、春という答えが自分の記憶から出てきます。ひなまつりやこどものひは「おひなさまを飾ったのはいつだった?」「こいのぼりはどの季節に泳いでた?」と、おうちでの出来事に重ねて思い出させてあげてください。
迷いやすいはなびやおつきみは、あえて先に取り上げて「これは春じゃないね、どうしてかな?」と理由を言葉にさせるのがおすすめです。花火は暑い夏の夜、お月見はすずしくなった秋、と季節の体感とセットで話すと、なんとなくで選ばなくなります。間違えても否定せず、「どうしてそう思ったの?」と理由を聞いてあげると、考えの道すじが見えて次につながります。
にゅうがくしきは見落としやすいので、最後に「あ、もうひとつ春のお祝いがあるよ。ランドセルを背負って学校に行く日は?」と気づかせてあげてください。一通り選び終えたら、カレンダーを開いて春・夏・秋・冬の枠に行事を並べ直す遊びをすると、この問題で出た9つが季節ごとにきれいに整理されて、知識として定着していきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 季節感・行事の知識
- 教え方のコツ: カレンダーを見ながら月ごとの行事を確認しましょう
- ステップアップ: 各季節の行事をまとめたカードを作って覚えましょう