つみきは いくつ?(しかく + うえ 1こ = 5こ)
もんだい
つみきは ぜんぶで いくつ あるかな?
こたえ
5こ
かいせつ(おうちのかたへ)
下に田の字の4個、その上の手前左に1個。あわせて5個です。
立体配置を数えるときは「したの だん いくつ、うえの だん いくつ」と段に分けて数えると、数え漏れや重複を防げます。
出題背景と育つ力
小学校受験の数量分野では、平面に並んだものを数える計数だけでなく、立体に積まれた積み木の数を正確に数える力がよく問われます。この問題は2×2の田の字の上に1個だけ積んだ、合計5個という比較的やさしい立体ですが、ここで身につけてほしいのは「目に見えている積み木をその場の勢いで数える」のではなく、段や場所を決めて順序よく数えるという数え方そのものです。下の段に4個、上の段に1個、と段で区切って5個にたどり着く道筋を体で覚えておくと、後で出てくる隠れた積み木や、もっと高く複雑な立体に進んだときに崩れません。
この出題タイプ(積み木の計数)では、立体を平面に描いた図を見て、奥行きのある配置を頭の中で立体として組み立て直す空間認識の力と、数え漏れ・重複なく順番に数えていく計数の力が同時に育ちます。今回のように上の段が1個だけの素直な形は、その二つの力をつなぐ最初の一歩として最適で、ここで「段ごとに数えると確実だ」という成功体験を持たせることが、難関校で出る複雑な積み木への土台になります。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、上に乗っている1個を数え忘れて「4こ」と答えてしまうパターンです。子どもの目には田の字の4個がまとまりとして強く飛び込んでくるため、その上にちょこんと乗った1個が「おまけ」のように扱われ、数の中に入れ忘れてしまいます。選択肢に4があるのはまさにこの数え忘れを拾うためで、4と答えたときは「上に乗っているのは数えた?」と一段ずつ指さして確かめてあげてください。
逆に「6こ」「7こ」と多く答えてしまう子もいます。これは下の田の字を数えるときに、同じ積み木を二度数えてしまったり、図の手前と奥を別物と勘違いして増やしてしまうことが原因です。年中から年長の時期は、指で押さえた場所を覚えておきながら次へ進む「数えた・まだ」の区別がまだ育ちきっていないため、勢いで数えるとどうしてもずれてしまいます。数えた積み木を指で押さえる、あるいは口に出しながら数えることで、このずれはぐっと減ります。
もう一つの根っこにあるつまずきは、平面に描かれた絵を立体として読み取れていないことです。上の1個が「奥にもう一列あるのでは」と見えてしまう子もいます。今回は上の段は手前左の1個だけというシンプルな形なので、実物の積み木で同じ形を作って見比べると、絵と立体が頭の中でつながり、見えない奥を勝手に足してしまう誤りが落ち着いてきます。
家庭での声かけ例
まずは「したの だんは いくつ あるかな?」と声をかけ、田の字の4個を一緒に指さしながら「1、2、3、4」と数えてください。ここで4個をしっかり確定させてから、「じゃあ うえの だんは?」と視線を上に移し、「うえは 1こ だね」と確認します。最後に「したが 4こ、うえが 1こ、あわせて いくつ?」とつなげると、4と1で5という道筋を子ども自身の口でたどれます。答えだけを急がず、この段ごとの区切りを毎回くり返すことが何より大切です。
数え忘れが出たときは叱らず、「もう いちど、いちばん うえから みてみよう」と上の段から数え直すのがおすすめです。下から数えると田の字に気を取られて上を飛ばしがちなので、あえて「上の段は何個か」を先に聞いてあげると、乗っている1個に意識が向きやすくなります。指で押さえながら、数えた積み木には「これは おわり」と声をかけてあげると、二度数えも防げます。
ぜひ手元の積み木やブロックで同じ形を作って見せてあげてください。実物で2×2を組み、その上の手前左に1個だけ乗せて「これと おなじ かたちだよ」と絵と並べると、子どもは絵の中の立体をぐっと理解しやすくなります。慣れてきたら「うえの1こを、ここに もう1こ ふやしたら ぜんぶで いくつ?」と問いかけ、5から6へと数を動かす遊びにつなげると、次の段階である隠れた積み木や少し複雑な立体への準備になります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 段ごとに分けて数える立体計数の基礎
- 教え方のコツ: 「したの だんは いくつ?うえの だんは いくつ?」と段ごとに確認
- ステップアップ: 隠れた積み木を含む構成へ