つみきは いくつ?(Lじ 4こ)
もんだい
つみきは ぜんぶで いくつ あるかな?
こたえ
4こ
かいせつ(おうちのかたへ)
手前に3個、奥に1個のL字配置です。奥行きがあるので、手前列と奥列に分けて数える練習になります。
「まえの れつ 3つ、うしろの れつ 1つ、あわせて 4つ」と声に出して整理すると数えやすくなります。
出題背景と育つ力
小学校受験の「数量」分野では、積み木の数を正確に数える計数の力が頻出で問われます。この問題のように、まっすぐ一列ではなくL字に折れ曲がった並び方を見せて「ぜんぶでいくつ」と問うのは、ただ目に入った数をなんとなく答えるのではなく、一つずつ確実に対応づけて数えられるかを見るためです。今回は手前に3個、奥に1個という4個のL字配置で、答えは4個です。年中から年長の基礎レベルとして、まずは小さな数を取りこぼさず数え切る土台づくりがねらいです。
ここで育つのは、数えるものと数詞を一対一で結びつける一対一対応の力、そして並びが折れ曲がっても全体をもれなく拾う見通しの力です。L字のように方向が変わる配置は、手前の列と奥の列という二つのまとまりに分けて考える経験につながり、後の二段重ねや立体的な積み木、隠れた積み木を補って数える発展課題の入り口になります。小さな4個という数だからこそ、数える順番を自分で決めて最後までやり切る型を身につけやすい問題です。
よくあるつまずき
この問題で多いつまずきは、まず数え落としと重複数えです。L字の角にあたる積み木は、手前の列を数えるときにも奥を意識したときにも視線が通るため、一度数えた角の積み木をもう一回数えて5個と答えてしまったり、逆に角を飛ばして3個になってしまったりします。やさしい4個でも、折れ曲がりがあると「どこまで数えたか」が分からなくなりやすいのです。
次に、奥にある1個を見落とすパターンです。手前の3個が横に並んで目立つため、そこで満足して3個と答えてしまう子がいます。選択肢に3が入っているのは、まさにこの数え落としを拾うためです。年中から年長の時期は、平面的に並んだものは数えやすくても、奥行きや方向の変化が加わると注意が一点に集中しがちで、全体を見渡す配分がまだ育ちきっていません。これは発達上ごく自然なことです。
また、指でさわらず目だけで数えようとすると、数詞だけが「いち、に、さん、し」と先に進んでしまい、実際の積み木の数とずれることもあります。この年齢では、頭の中だけで数の管理をするのはまだ難しく、手や声を使って体の動きと数を一致させることで正確さがぐっと上がります。間違えたときは叱るより、どこで数がずれたかを一緒にたどってあげてください。
家庭での声かけ例
まずは「ゆびで さわりながら かぞえようね」と声をかけ、数えた積み木に必ず指で触れる習慣をつくってあげてください。触れた一個ごとに「いち」「に」と声を合わせると、一対一対応がはっきりします。今回はL字なので、手前のまっすぐ並んだ3個を左から右へ順に「いち、に、さん」と数え、そのあと「うしろにも あるね」と奥の1個に指を移して「し」と続けると、自然に4個にたどり着けます。
数え終わったら「まえの れつは いくつ だった?」「うしろは いくつ?」「あわせると?」と、部分に分けてから合計を確かめる声かけが効果的です。前が3個、後ろが1個、合わせて4個と口に出すことで、見落としやすい奥の1個に必ず目が向きます。お子さんが3個と答えたときは「ほんとうに ぜんぶ さわったかな、もういちど いっしょに いこう」と、責めずにもう一周うながしてみてください。
慣れてきたら、おはじきや実際の積み木で同じL字の形を作り、上から見たり横から見たりして「どこから 見ても 4こだね」と確かめる遊びにすると理解が深まります。数えるたびに「いまの かぞえかた、じょうずだったね」と数え切れたこと自体をほめると、最後まで丁寧に数える姿勢が身についていきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 奥行きを含む2方向の立体配置の計数
- 教え方のコツ: 「まえ」「うしろ」に分けて部分の数を出してから合計する
- ステップアップ: 2段重ねの立体配置へ