同図形発見「おなじ いえは?」
もんだい
おなじ ものは どれかな?
この問題の図: 4つの家から正解を1つ選ぶ同図形問題です。すべての属性を確認する力を育てます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
えんとつが ひだり・ドアが みぎ・まどが ひだり の いえ
かいせつ(おうちのかたへ)
4択の同図形問題です。お手本は「えんとつ左・ドア右・まど左」です。
- ドアが左 の家 → お手本と逆
- えんとつが右 の家 → お手本と逆
- まどが右 の家 → お手本と逆
各選択肢が1か所ずつ違うため、すべてのパーツを確認する必要があります。
出題背景と育つ力
小学校受験の同図形発見では、この問題のように複数の絵の中から、お手本とそっくり同じものを一つだけ選ぶ形で頻繁に出されます。今回はえんとつ・ドア・まどという三つのパーツを持つ家が四軒並び、お手本は「えんとつ左・ドア右・まど左」です。四軒のうち正しい一軒以外は、それぞれちょうど一か所だけがお手本と違うように作られています。家の形や色そのものは全部同じなので、大きな特徴ではなく、えんとつが左か右か、ドアがどちら側か、まどがどちら側かという三つの細かい違いに気づけるかどうかが問われています。
この出題タイプで育つのは、絵全体をなんとなく眺めるのではなく、パーツごとに分けて一つずつ照らし合わせる観察の仕方です。お手本の三つの条件を頭に置いたまま、四軒を順番に確かめていく作業は、最後まで気を抜かずに見比べる集中力と、自分の中で確認する順番を決めて進める段取りの力につながります。とくにこの問題は違いが一か所ずつしかない作りなので、一つ合っていたからと安心せず三つすべてを確かめる、という最後までやり切る姿勢が自然と鍛えられます。これは文字の細かい違いを見分ける学習や、間違い探しのように細部へ注意を向ける場面でもそのまま生きてくる力です。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、最初に一か所だけ確認して、これだと決めてしまうことです。たとえばえんとつが左にある家を見つけた瞬間に正解だと思い込むと、お手本と同じくえんとつは左でもドアが左になっている二番目の家を選んでしまいます。この問題は四軒すべてにえんとつ・ドア・まどがそろっていて、違いがそれぞれ一か所ずつしかないため、一つの特徴だけで判断すると必ずどこかで引っかかるように作られています。逆に言えば、三つ全部を見れば確実に正解にたどり着けます。
年中から年長のお子さんは、左右の区別がまだ安定していないことも多く、ここも間違いの原因になりやすいところです。お手本のドアは右ですが、ドアが左にすり替わった家と見比べても、左右が入れ替わっていること自体に気づけなかったり、自分から見た向きと絵の中の向きが混ざってしまったりします。とくにまどは、えんとつやドアに比べて目が行きにくいパーツです。今回もまどが右にずれた家が混ざっていますが、ここを最後まで見ずに飛ばしてしまい、見落とすお子さんは少なくありません。
もう一つは、最後まで全部を見ずに途中でやめてしまうパターンです。一軒につきえんとつ・ドア・まどを三回チェックする集中が必要ですが、似た家が四軒も続くと飽きてしまい、なんとなくの雰囲気で選んでしまいます。間違えたときは叱るのではなく、どのパーツを見落としたのかを一緒に確かめると、次は最後まで見ようという気持ちにつながります。
家庭での声かけ例
まずはお手本の家を指でさしながら、えんとつはどっち側にあるかな、ドアは右それとも左かな、まどはどっち側かなと、三つのパーツを声に出して一緒に確かめてみてください。お手本がえんとつ左・ドア右・まど左だと親子で言葉にして共有しておくと、お子さんが何を探せばよいかがはっきりします。最初のうちは保護者の方が指さしの見本を見せ、徐々にお子さん自身に指さしと読み上げを任せていくとよいでしょう。
選択肢の家を見るときは、一軒ずつお手本と同じ順番で、この家のえんとつはどっち、ドアはどっち、まどはどっちと同じ手順でたどると見落としが減ります。えんとつは合っているね、じゃあ次はドアを見てみようと一か所ずつ確認を進め、お手本と違うところが一つでも見つかったら、ここがちがうからこれはお手本じゃないねと理由をはっきり言葉にしてあげてください。ドアが左の家、えんとつが右の家、まどが右の家と、違う家を一軒ずつ外していくと、最後に残る一軒が答えだと自分で納得できます。
左右がまだ難しいお子さんには、紙の左側に手を置いて、こっちが左こっちが右と体で確かめてから取り組むと混乱しにくくなります。正解できたときは、全部のパーツを最後まで見られたねと、当てたこと以上に三つとも確かめきった姿勢をほめてあげてください。早く選ぶことより、えんとつ・ドア・まどの三つが合っているか確かめてから答える習慣が、この種の問題で確実に正解する力になっていきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 細部観察力・体系的な比較
- 教え方のコツ: 「上から順番に確認しよう」とチェック手順を教えましょう
- ステップアップ: 正解が2つある(複数正解)問題に挑戦