点図形「おてほんと おなじ いえ(まど・ドアつき)を えらぼう」
もんだい
おてほんと おなじ いえは どれかな?
この問題の図: 家の外形に窓とドアを加えた11本の複合図形のお手本と同じものを4択から選ぶ難問。部品単位の位置・配置を細かく見抜く力を育てます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
ひだりうえ(まどが ひだり、ドアが みぎ、やねの てっぺんが まんなかに ある いえ)
かいせつ(おうちのかたへ)
外形・屋根・窓・ドアの4部品、合計11本で構成される複合図形です。間違いには「窓とドアの位置が左右入れ替わっている」「屋根の頂点が左寄りに傾いている」「窓だけ右にズレている」が含まれます。部品ごとに「外形→屋根→窓→ドア」と順に見ていく分解アプローチを身につけると、本番の難関校でよく出る複合点図形にも対応できます。
出題背景と育つ力
点図形・点つなぎは、小学校受験では「お手本とそっくり同じものを点と点を結んで描き写す」模写の形と、この問題のように「お手本と同じ図形を四つの中から選ぶ」照合の形の二通りで問われます。この家の問題は後者で、しかも外側の四角い壁、三角の屋根、左の小さな窓、右のドアという四つの部品が十一本の線でひとつにまとまった複合図形です。難易度はチャレンジ、つまり年長から小一の難関校レベルにあたり、ただ形を眺めるのではなく、どこに何があるかを部品ごとに正確に押さえる力が試されます。お手本と選択肢の違いはどれもごく小さな部品の位置のずれなので、細部まで見抜く観察力と、それを最後まで保つ集中力の両方が育ちます。
よくあるつまずき
この問題で一番多いつまずきは、家全体をひとつのまとまりとして大体同じと眺めてしまい、左右の入れ替わりを見落とすことです。正解は窓が左でドアが右ですが、まちがいの選択肢には窓とドアが左右逆になったものが混ざっています。外側の四角と屋根がどれも同じに見えるため、ぱっと見では四つともそっくりに感じられ、小さな部品の位置までたどり着く前に、これだと決めてしまうのです。
次に多いのが、屋根の頂点のずれを見逃すことです。正解の屋根はてっぺんが家のちょうど真ん中にきますが、まちがいの中には頂点が左に傾いた家があります。年長前後のお子さんは斜めの線の角度や頂点の位置を見分けるのがまだ苦手で、左右の壁から屋根の線を目で追ってどこで交わるかを確かめる、という見方が定着していないと取りこぼします。
さらに、窓だけが右にずれた選択肢も用意されています。窓の四角は線が短く小さいので、ドアや屋根に気を取られると窓の置き場所まで注意が回りません。四つの部品を順番に見比べる習慣がないと、一つの部品に気づいた安心感で他の部品の確認が甘くなり、結果として最後の小さな違いを見落としてしまいます。
家庭での声かけ例
まずは選ぶ前に、お手本の家を声に出して言葉にしてあげてください。まどは どっち、ひだりだね、ドアは みぎだね、やねの てっぺんは まんなかだね、と四つの部品の場所をお子さんと一緒に確認します。家を丸ごと見るのではなく、外がわの四角、三角の屋根、左の窓、右のドアと、ひとつずつ指でさしながら場所を声にしておくと、選択肢を見るときの手がかりになります。
選ぶときは、いっしょのところは とばして、ちがうところを さがそう、と声をかけてください。四つとも外側の四角と屋根の大きさは同じなので、同じ部分は見比べる必要がありません。まどは どこ、ドアは どこ、やねの てっぺんは、と一つずつ問いかけ、お手本と違う家を一つずつ消していくと、自然と正解の左上だけが残ります。間違いを見つけたら、この いえは まどと ドアが はんたいだね、とどこが違ったのかを言葉にしてあげると、見るべきポイントが記憶に残ります。
正解できたら、ぜんぶの ぶひんを ちゃんと みられたね、とほめてあげてください。逆に迷ったときは、指で窓、ドア、屋根の頂点を順番にトントンと押さえながらお手本と一つずつ照らし合わせる動きをやって見せると、見る順番そのものが身につきます。慣れてきたら、紙に同じ家を点つなぎで描き写してみると、選ぶ力と描く力の両方が伸びていきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 複合図形を部品に分解して照合する高度な観察力
- 教え方のコツ: 「いえを 4つの ぶひん(そとがわ・やね・まど・ドア)に わけて、ひとつずつ」
- ステップアップ: 部品の数を5〜6個に増やしたり、お手本を回転させた応用パターンに挑戦