いえは なんまい?
もんだい
した の いえの かたちは、おなじ さんかくの ピース なんまいで できて いるかな?
この問題の図: 家の形(本体+三角屋根)を三角ピース何枚で作れるかを数える、三角パズルの問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
6(ろっ)まい
かいせつ(おうちのかたへ)
下の本体(しかく 2つぶん)が4まい、上の三角屋根が2まい、あわせて6まいです。
家のような複合形は「下のしかく」と「上のさんかく」に分けて、まとまりごとに数えると数え漏れが減ります。
出題背景と育つ力
家の形は、下の四角い本体と上の三角の屋根という、性質の違う二つの部分が組み合わさった複合図形です。この問題は、そうした複合形を「下の四角に四枚、上の屋根に二枚、合わせて六枚」と段階的に数える力を問います。答えは六枚ですが、選択肢に「4」「5」「7」が並ぶのは、屋根だけ、本体だけ、あるいは境目を重複して数えるといった典型的な取りこぼしを見越しているからです。
小学校受験の構成課題では、身近なもの(家、船、乗り物)をかたどった複合図形がよく登場します。慶應義塾幼稚舎などでも、部品を組んで指定の形を作る操作が見られます。この一問で育つのは、一つの形を意味のあるまとまりに切り分け、それぞれを数えてから合計する、いわば計画的に処理する力です。屋根と本体という異なる部分を別々に扱ってから足す経験は、複雑な図形にひるまず順序立てて向き合う姿勢につながります。
よくあるつまずき
家の形では、部分の切り分け方に関わる間違いが目立ちます。
ひとつめは、屋根の三角二枚を数え忘れて、本体の四枚だけで答えてしまうケースです。四角い本体に気を取られると、上の三角屋根がおまけのように扱われてしまいます。「屋根のところにも三角が隠れているよ」と屋根を先に数えさせると防げます。
ふたつめは、本体と屋根の境目の線を一枚のピースと勘違いして、七枚と多く数えるケースです。境の横線はあくまで区切りであってピースではありません。線と面の違いを意識させることが大切です。
みっつめは、本体を正方形二つと見られず、四角一つに三角二枚だけと数えて五枚にしてしまうケースです。本体は横に二つ分あるので、まず縦線で二つの四角に分け、それぞれ二枚と確かめてから屋根を足す、という順番を一緒にたどると六枚にたどり着けます。
家庭での声かけ例
家の形づくりは、色板遊びの中でも子どもが特に喜ぶ題材です。
まず四角い色板と三角の色板を混ぜて渡し、「三角のピースだけを使って、おうちの形を作れるかな」と誘ってみてください。屋根がとがった家ができたら、「下の四角いお部屋には三角が何枚いる?」「屋根の三角はいくつ?」と、下と上を分けてたずねます。四枚と二枚が出てきたら、「じゃあ全部でいくつ?」と足し算につなげます。
次に、逆の遊びとして「屋根を外したら何枚残る?もう一度のせたら何枚に増える?」と、部品を足し引きさせると、まとまりごとに数える感覚が深まります。「屋根さんが二枚おうちにやってきたね」と会話にすると楽しく続けられます。
積み木やタングラムがあれば、家のほかに船や山にも作り替えて、「今度の形は三角何枚でできた?」と数えさせてください。同じ部品でも組み方で形が変わり、枚数も変わることに気づくと、複合図形を分けて数える力が確かなものになります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 図形をパーツに分解→各パーツのピース数→合計、という段階的思考
- 教え方のコツ: 「下のしかくに何まい?」「上のさんかくに何まい?」と分けて聞く
- ステップアップ: より大きい家・船・矢印などの合成図形へ