わけると いくつに なる?②
もんだい
みかんを 2つの はこに わけます。
あわせて 7こ。
みぎの はこは いくつ?
この問題の図: 全体の数と片方の数が分かっているとき、もう片方がいくつかを答える問題です。数の分割を絵で確認しながら学びます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
3こ(7 − 4 = 3)
かいせつ(おうちのかたへ)
全体の数(7こ)と左ボックスの数(4こ)が分かっているとき、右ボックスの数を求める問題です。選択肢の絵を数えて、左の4個と合わせたら7個になるかを確かめましょう。
出題背景と育つ力
数の分割・分配は、小学校受験の数量分野で必ずと言ってよいほど問われる土台の力です。この問題のように「あわせて7こ」という全体が先に決まっていて、片方の箱に4こ入っているとき、残りの箱はいくつか、と逆向きにたずねられるのが典型です。お皿や袋、箱に分けるという生活に近い場面で出題されることが多く、おはじきや具体物を使って答えさせる学校も少なくありません。たし算の式を習っていない年中・年長さんでも、絵を数えて「4と合わせて7になる数」を探すことで解けるよう作られています。
ここで育つのは、部分と全体を行き来して考える力です。7という全体を「4と3」に分けられる、逆に「4と3を合わせると7になる」と両方向から見られるようになると、この先の数の構成や、さらに進んだたし算・ひき算がすっと入っていきます。この問題は答えが3こ、つまり7から4を取り除いた残りを見つける作業ですが、お子さんの頭の中では「ひき算」ではなく「あと何個で7になるかな」という補い算が働いています。この感覚こそが、後の計算の芯になっていきます。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、右の箱の選択肢だけを見て「いくつあるか」をそのまま答えてしまうことです。この問題で言えば、選択肢の4この絵を見て「4こある」と数えて4を選んでしまうお子さんがいます。本当は左の4ことの合計が7こになるかを確かめなければならないのに、目の前の絵の数を答えてしまうのです。全体の7こを意識に置いたまま考えるのは、この年齢にはまだ難しく、片方の情報に気を取られてしまうのは自然な発達段階です。
次に多いのが、数え間違いによるずれです。正解の3このすぐ隣に2こと4この選択肢が並んでいるため、1つ多く数えたり少なく数えたりすると、となりの不正解を選んでしまいます。指で1つずつ押さえながら数える習慣がまだ身についていないと、勢いで「だいたいこのくらい」と答えてしまいがちです。4こと3こを合わせて、ゆっくり7まで数え直す確かめができると、この取り違えはぐっと減ります。
もう一つは、「わける」という言葉のイメージが追いつかないケースです。7こを2つの箱に分けるという場面が頭に浮かばず、左右が一つのまとまりだと感じてしまうと、何を聞かれているのか分からなくなります。実際にみかんやおはじきを2つの入れ物に分けてみる経験が少ないお子さんほど、ここでつまずきやすい傾向があります。
家庭での声かけ例
まずは絵を指でなぞりながら、左の箱を一緒に数えてあげてください。「ひだりの はこは、いち、に、さん、し、4こだね」と声に出して確かめ、そのうえで「ぜんぶで 7こに したいんだって。あと なんこ あれば 7こに なるかな」と、全体の7こを目標として示してあげると、お子さんが何を探せばいいかがはっきりします。いきなり式を見せるより、この「あと何個で7こ」という問いかけのほうが、年中・年長さんにはすっと伝わります。
おはじきや、本物のみかんを7こ用意して、実際に2つのお皿に分けてみるのもおすすめです。左に4こ置いて、「のこりを ぜんぶ みぎに いれてみよう」と促し、右を一緒に数えると3こになります。手を動かして「4と3で7」を体で確かめた経験は、絵だけで考えるよりずっと記憶に残ります。慣れてきたら、左を3こにしたり5こにしたりして、右の数が変わっていく様子を見せると、分け方は一通りではないことにも気づけます。
選んだあとは、必ず確かめの一言を添えてください。「4こと、えらんだ 3こを あわせると、いくつに なる? いっしょに かぞえてみよう」と促し、4から続けて5、6、7と数えて7にぴったり収まることを一緒に喜んであげましょう。答えが合っていたかどうかより、自分で確かめて納得できたという手応えが、次の問題に向かう自信になります。間違えても「おしいね、もう一回 7まで かぞえてみようか」と、責めずにやり直せる雰囲気で見守ってあげてください。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 数の分割と合成の理解・部分と全体の関係
- 教え方のコツ: 「4こと合わせて7こにするには?」と声に出して考えさせましょう
- ステップアップ: 全体数が8〜10の分割問題や、3つに分ける問題へ