ブロックは いくつ?①
もんだい
□の なかの ブロックと おなじ かずの ものを えらびましょう。
こたえ
4こ
かいせつ(おうちのかたへ)
L字形に並んだブロックを1つずつ指で数える問題です。「たて3つ、よこ1つ」と部分に分けて数えるとミスが減ります。
出題背景と育つ力
ブロックを数える問題は、計数の応用編で、慶應義塾幼稚舎・早稲田実業学校初等部・雙葉小学校など多くの伝統校で定番のように出題されています。今回はL字に並んだ4個のブロックを数え、選択肢の中から同じ数のものを選ぶ問題で、計数の中ではやさしい入門レベルです。ばらばらに置かれた絵を数えるのと違い、ブロックは規則的に並んでいるため、「上から順に」「左から右へ」といった数え方の手順を身につける素材として最適です。
この問題で育つのは、ただ数を数える力ではなく、形を見て一定の順序で数える「数える戦略」です。3〜6歳の子どもは、感覚で数えると同じブロックを2回数えたり、端を飛ばしたりしがちです。L字や階段、コの字といった形に触れながら「数える前に並びを理解する」習慣をつけると、後の積み木問題(立体図形)や、隠れた数の問題に進んでも崩れません。本番試験では時間内に正確に数える集中力も同時に問われるので、ここで丁寧な数え方を体に染みこませる価値は大きいです。
よくあるつまずき
ブロックの計数でよくあるつまずきは3つあります。
ひとつめは、同じブロックを2回数えてしまうケースです。L字の角の部分は、たてとよこの両方に属しているように見えるため、たてを数えるときに3個、よこを数えるときにもう1度数えてしまい、合計5個と答える子がいます。今回の正解は4個ですが、選択肢に「6個」が混ざっているのは、こうした重複ミスを誘うためです。
ふたつめは、端のブロックを飛ばしてしまうケースです。指を使わず目だけで追うと、L字の下の角や、右の端のブロックを見落としやすくなります。今回はたて3個+よこ1個の合計4個ですが、よこの1個を見落として「3個」と答えるパターンがいちばん多い間違いです。
みっつめは、選択肢の数字だけを見て、お手本のブロックを丁寧に数えないケースです。「だいたい4個くらいかな」とぼんやり選ぶ習慣がつくと、本番で5個や6個の問題に進んだときに必ず崩れます。家庭学習の段階から、必ず指でひとつずつタッチして声に出して数える流れを徹底させましょう。
家庭での声かけ例
ブロックの計数は、家にある積み木やレゴ、ブロック型のおもちゃがあればそのまま練習できます。具体的な声かけを紹介します。
まず、紙の上に積み木を実際にL字の形に4個並べます。「これ、ぜんぶでいくつあるかな? 上から数えてみて」と声をかけ、お子さんに指を使って一つずつタッチさせながら数えさせます。「1、2、3」とたてを数えたあとに、「あと、ここに1個あるね。だから4」と最後の角のブロックまで指さして確認します。
数え終わったら、必ず「もう1回数えてみて。同じ4個になる?」と聞き、確認の習慣をつけます。違う数が出たら、「どっちが本当か、もう1回ゆっくりやろう」と落ち着いて確かめさせます。これを毎回繰り返すと、ぱっと見で答える癖が消えていきます。
慣れてきたら、お子さん自身に積み木で形を作らせる遊びもおすすめです。「階段みたいな形を作って、何個使ったか教えて」と言うと、作りながら数を意識する練習になります。L字、コの字、階段、十字など、いろいろな形のバリエーションに触れておくと、本番で初めて見る形が出てきても落ち着いて対応できます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 図形の中のブロックを正確に数える力
- 教え方のコツ: 上から順に、左から右へと規則正しく数える習慣をつけましょう
- ステップアップ: 5〜6個のブロック、より複雑な形へ進みましょう