はなは いくつ?
もんだい
はなは いくつ あるかな?
この問題の図: 花の数を数えて、正しい数字を選ぶ問題です。7個の計数に挑戦しましょう。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
7(なな)こ
かいせつ(おうちのかたへ)
7個の計数問題です。5・7・9など奇数の選択肢で紛らわしくしています。7になると「多いな」と感じる子も多いので、落ち着いて1つずつ数える習慣をつけましょう。
出題背景と育つ力
計数(数の数え方)は、小学校受験のなかでも最も基礎となる出題タイプのひとつです。この問題のように、絵に描かれた花を数えて「5・7・9」のなかから正しい数字を選ぶ形式は、慶應系をはじめ多くの学校で姿を変えて出され、おはじきや果物、動物などの絵を数える、数えた数だけ印をつける、同じ数のものを線で結ぶ、といった応用へとつながっていきます。ここで問われているのは、ただ「7」という答えを言えることではなく、ひとつのものをきちんと一回ずつ数え、数え終えたところで止められるという、数と物との一対一対応の力です。
この問題では花が7個という、子どもにとって「ちょっと多いな」と感じ始める数になっており、選択肢も5・7・9と奇数だけをそろえて、2つ違いの近い数で迷わせる作りになっています。こうした出題を通して、最後まで集中を切らさずに数える持続力、数え漏れや重複を自分で防ぐ正確さ、そして「いくつ?」という問いに数字で答える数概念が育ちます。これらは入学後の算数の土台になるだけでなく、試験会場で落ち着いて手順を踏む姿勢そのものの練習にもなります。
よくあるつまずき
この問題で最も多いつまずきは、数え漏れと二度数えです。花が7個あると、目だけで追って数えようとした子は、同じ花をうっかり2回数えて「9」を選んだり、端の花を飛ばして「5」を選んだりします。今回の選択肢が5と9という、正解の7をはさんだ近い数になっているのは、まさにこの「1つか2つのズレ」を見抜けるかを試しているためです。答えが惜しくも5や9になってしまったときは、計算を間違えたのではなく、数える途中で1つ多く・少なく数えた可能性が高いと考えてあげてください。
年中から年長にかけての子は、口で「いち、に、さん…」と唱える数唱はできても、唱えるスピードと指でさすスピードがそろわず、声だけ先に進んでしまうことがよくあります。これは発達のうえで自然な段階で、指と声を一致させる一対一対応はまさに今練習して身につく力です。数え終えたあとに「で、ぜんぶでいくつだった?」と聞くと黙ってしまう場合は、最後に言った数が全体の数だという理解(基数性)がまだ育ちきっていないサインで、叱る必要はまったくありません。
もう一つ気をつけたいのが、数えずに「なんとなく多そう・少なそう」で選んでしまうパターンです。7個くらいになると、ぱっと見の印象で大きい数や小さい数に飛びつきやすくなります。選択肢を見た瞬間に答えを言ったときは、たとえ正解でも一度「どうやって分かったの?」と確かめ、ちゃんと数えて選ぶ習慣に戻してあげると安定します。
家庭での声かけ例
まずは「お花を指でさわりながら、ひとつずつ数えてみようね」と声をかけ、子どもの指を花に1つずつ当てさせてください。このとき「いち、に、さん」と声に出しながら、指でさすのと声を出すのをぴったりそろえるのがコツです。さし終わった花には鉛筆で小さく印をつけたり、指でさした花を心の中で「おわり」と区切ったりすると、二度数えや数え漏れがぐっと減ります。数え終わったら「いちばん最後に言った数が、お花ぜんぶの数だよ」と添えてあげると、7という答えが「最後の数=全体の数」だと自然につながります。
もし答えが合わなかったときは、「もう一回、ゆっくり一緒に数えてみよう」と、責めずにやり直しをうながしてください。今回の花は行に分かれて並んでいるので、「上のれつを先に数えて、つぎに下のれつね」と区切ってあげると、どこまで数えたかが分かりやすくなります。9を選んでしまった子には「同じお花、2回さわってなかったかな?」、5を選んだ子には「はじっこのお花、数えたかな?」と、つまずきの種類に合わせて声をかけると、自分で間違いに気づく力が育ちます。
正解できたら「自分でさわって、ひとつずつ数えられたね」と、答えが合ったことよりも数え方そのものをほめてあげてください。慣れてきたら、おはじきやお菓子を7個並べて同じように数えたり、「8個だったらどうかな」と1個増やして数えてみたりすると、無理なく8〜10個の計数へ進めます。日常のなかでも「お皿を7枚出してくれる?」「いちごを5個とってきて」と数を意識したお手伝いを頼むと、机の上だけでなく生活のなかで数える力が定着していきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 7前後の正確な計数
- 教え方のコツ: 花を行ごとに区切って数えると数えやすくなります
- ステップアップ: 8〜10個、さらに2種類の数を比べる問題へ進みましょう