いちごは いくつ?
もんだい
いちごは いくつ あるかな?
こたえ
6(ろく)こ
かいせつ(おうちのかたへ)
5を超える数になると、ぱっと見では正確に数えるのが難しくなります。「いち・に・さん…」と声に出して、指で1つずつ押さえながら数える習慣をつけましょう。
数えた音と、選択肢の数字(記号)が一致する経験を重ねることで、後の足し算・引き算の土台になります。
出題背景と育つ力
この問題は、いちごの絵を数えて「4」「6」「8」の中から正しい数字を選ぶ、計数(数の数え方)の基礎タイプです。小学校受験では、こうした計数の力は単独で問われるだけでなく、すべての数量問題の入り口になる大切な土台です。実際の入試でも、果物や動物の絵が並んだ絵を見て「いくつありますか」「同じ数のものはどれですか」と問われたり、声に出さず目だけで数えて答えを指さす、といった形でよく登場します。
このいちごのように、ぱっと見で正確に数えにくい6という数を扱うことには意味があります。3や4までは見た瞬間にわかるお子さんも、5を超えると数え飛ばしや重複が起きやすくなります。だからこそ、1つずつ確実に対応させて数える力、そして数えた結果を「6」という数字(記号)に結びつける力が育ちます。この「数えた音と数字を一致させる」経験は、後の足し算・引き算や、数の大小の理解にそのままつながっていきます。
よくあるつまずき
この問題でいちばん多いつまずきは、答えを「8」と選んでしまうケースです。年中から年長の時期は、数えること自体に集中しすぎて、数え終わった後に「最後に言った数」が答えだと結び付かないことがあります。指で押さえずに目だけで追うと、同じいちごを二度数えたり、勢いよく「いち・に・さん…」と進みすぎて実際の数より多く言ってしまい、6個なのに7や8まで数えてしまうのです。
逆に「4」を選んでしまう場合は、数え飛ばしが原因です。並んだいちごの一部を見落としたり、端のいちごを数え忘れたりすると、実際より少ない数になります。この年齢では、目で全体を見渡して「どこまで数えたか」を覚えておく力がまだ発達の途中です。そのため、数えた場所と数えていない場所の区別がつかなくなりやすいのです。
もう一つ見落とされがちなのが、数えること自体はできても、最後の「6」という音を選択肢の数字と結び付けられないつまずきです。声では正しく「ろく」と言えたのに、「4」「6」「8」と並んだ数字のどれが「ろく」なのかがわからず、当てずっぽうで選んでしまう。これは計数力ではなく、数字の読み(数と記号の対応)がまだ育っていないサインなので、数えられたかどうかとは分けて見てあげると、つまずきの正体がはっきりします。
家庭での声かけ例
まずは答えを急がせず、「いちごさん、何個いるか一緒に数えてみようか」と声をかけてあげてください。このとき大切なのは、お子さんの指を1つのいちごにちょんと触れさせながら、「いち、に、さん…」とゆっくり数えることです。触れた数と言った数がぴったり合うように、お母さん・お父さんが「今どこを触ってる?」と確認しながら進めると、数え飛ばしも二度数えも防げます。数え終わったら、「最後はなんて言った?」「そう、ろくだね。だから答えはいくつ?」と、最後の音が答えになることを言葉にして結び付けてあげましょう。
数え方に迷いが見えたら、左から右へ、一方向に順番に数えるよう「こっちのお口のいちごから順番にいこうね」と道筋を示してあげると安心します。数え終えたいちごに小さく印をつけたり、指で隠したりして「もう数えたよ」が目に見えるようにすると、どこまで進んだかがわからなくなるつまずきが減ります。
答えの数字を選ぶときは、「ろくはどれかな、指でさしてみて」と、声に出した数と数字を一致させる場面をていねいに作ってください。「4」「6」「8」の中から選ぶときに迷うようなら、いったん紙に6個の丸を描いて「これがろく」と見せ、選択肢の数字と並べて比べると、数と記号のつながりが体で納得できます。正解したら「自分で数えて、ちゃんと数字も選べたね」と、数える過程と選ぶ過程の両方をほめてあげると、次の問題への自信につながります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 計数力・数と数字の対応
- 教え方のコツ: 数えるときに必ず指で1つずつ触れる/声に出す
- ステップアップ: 7〜10個の計数、複数のものが混ざった集合の計数へ