ふくろ② の バナナは なんぼん?
もんだい
バナナを 6ぽん かってきて、2つの ふくろ に わけたよ。
ふくろ① は 4ほん。
ふくろ② は なんぼん?
この問題の図: 6本のバナナを2つの袋に分けたとき、片方の本数から もう片方を求める数の構成問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
ふくろ② は 2ほん(6 − 4 = 2)
かいせつ(おうちのかたへ)
全体の6本を2つの袋に分けたとき、片方が4本なら残りは2本。「2つに分けた」と前提を示すことで、ふくろ②の数が確定します。引き算の感覚と「合わせていくつ」の合成感覚を同時に育てます。
出題背景と育つ力
数の構成は、ある数が「いくつといくつ」でできているかを捉える力で、小学校受験では数えることそのものよりも一段深い理解として問われます。この問題のように、全体の6本というかたまりを「ふくろ①の4本」と「ふくろ②の□本」という二つの部分に分け、片方が分かっているときにもう片方を言い当てる出題は、ペーパーでも口頭試問でもよく登場します。おはじきやカードを使って「6を4と2に分けてごらん」と実際に動かさせる形で確認する学校もあります。
ここで育つのは、足し算引き算の記号を習う前に身につけておきたい「数のまとまりの感覚」です。6は4と2、3と3、5と1というように、いくつかの組み合わせに分けられることを体で覚えていると、小学校に上がってから繰り上がり繰り下がりの計算がすっと入ります。この問題は全体が6、片方が4という具体的な場面なので、6−4=2という引き算の意味を、バナナという目に見えるもので無理なく実感できるのが狙いです。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、目に見えている「4本」につられてそのまま4と答えてしまうパターンです。年中から年長の前半のお子さんは、問いの最後にある「ふくろ②はなんぼん」よりも、はっきり描かれている①の4本に注意が引っぱられがちです。全体が6本だったという前提を一度わきに置いてしまうと、残りを求めるという発想そのものが抜け落ちてしまいます。
次に多いのが、6本を一本ずつ最初から数え直そうとして混乱するケースです。②の中身は❓で隠れていますから、見えているバナナを全部数えても4本にしかなりません。ここで「あれ、6本ないぞ」と手が止まってしまうのは、隠れている分を頭の中で補うという段階にまだ慣れていないからで、発達としてはごく自然なことです。見えない数を想像して数に含める力は、年長にかけてゆっくり育っていきます。
また、4と1を見比べて「①のほうが多いから②は少ない」と雰囲気で1や3を選んでしまうこともあります。今回の選択肢には1も3も4も並んでいるので、なんとなくで選ぶと正解の2にたどり着けません。多い少ないの感覚は大切ですが、それだけでは本数は確定しないことに気づかせてあげたいところです。
家庭での声かけ例
まずは隠れている部分があることを一緒に確認してあげてください。「ぜんぶで何本買ってきたんだっけ」と全体の6本に立ち返らせ、「①には4本入っているね。じゃあ②は見えないけど、何本かくれんぼしているかな」と、❓の中身を当てるゲームのように声をかけると、お子さんの注意が残りの数へ向かいます。
次に、おはじきや実物のバナナ、なければボタンでもかまいませんので、6個用意して目の前で動かすのが効果的です。6個から4個を「①の袋」に取り分け、残った分を数えさせます。「4本のお皿に、あと何本足したらお買い物した6本になる」と足す向きからも聞いてみると、6は4と2でできているという同じことを両側から確かめられます。指を4本立てて、6まで「5、6」と二つ伸ばす動きも、答えの2と直接つながるので試してみてください。
正解できたら、答えの数字だけで終わらせず「4本と2本を合わせると、ちゃんと6本に戻るね」と全体に戻して締めくくると、分けても合わせても数は変わらないという感覚が残ります。慣れてきたら、①を3本や5本に変えて出題したり、全体を7本8本に増やしたりして、同じやりとりを繰り返してあげると、数の構成の引き出しがどんどん増えていきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 数の分解・6の補数
- 教え方のコツ: 「4本に何本足したら6本?」と問いかけ、指で確かめさせましょう
- ステップアップ: 全体7・8・9の2分割問題、3つに分ける問題へ