みどりの ふうせんは いくつ?
もんだい
ふうせんが 7こ ある。
いろは あか・あお・みどり の 3しゅるい だけ。
あかは 3こ、あおは 2こ。
みどりは いくつ?
この問題の図: 7個のふうせんを3色に分けたとき、2色の数から残り1色の数を求める数の構成問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
みどりは 2こ(7 − 3 − 2 = 2)
かいせつ(おうちのかたへ)
3つのグループに分かれた全体から、2つの既知のグループを引いて残りを求めます。「3色だけ」と前提を示すことで、みどりの数が一意に決まります。複数の数を順番に引いていく感覚を育てます。
出題背景と育つ力
数の構成は、小学校受験で「ある数が、いくつといくつでできているか」を問う代表的な分野です。この問題のように全体の数とその一部だけを示し、残りを答えさせる形は、ペーパーテストでも口頭試問でも頻繁に登場します。今回は7という数が「あか3・あお2・みどり□」という三つの部分に分かれていて、二つ分かっていれば残りは自然に決まる、という仕組みになっています。色という子どもに身近な手がかりを使うことで、抽象的な数の関係を具体的に体験できるよう作られています。
この問題で育つのは、全体と部分を行き来する見方の力です。7という一つのかたまりを、3と2と2に分けて捉えたり、逆に分かれているものを7にまとめ直したりする往復ができるようになります。さらに「色は三種類だけ」という前提があるからこそ答えが一つに決まる、という条件を読み取る姿勢も身につきます。これは引き算の暗記ではなく、数のしくみそのものを理解する土台になり、後の繰り上がり計算や文章題で大きく効いてきます。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、引く数を一つしか使わないことです。「7から3をひいて4」で止めてしまい、あおの2を引き忘れて4を選ぶお子さんがよくいます。今回の選択肢にちょうど4が混ざっているのはそのためで、ここを選んだときは「あかとあお、両方ぬいたかな?」と確認してあげてください。年中から年長にかけては、二つの情報を同時に頭に置いておくのがまだ難しい時期なので、引く相手が二つあると一つ抜け落ちやすいのです。
もう一つは、答えのみどり2とあお2が同じ数になることで混乱するケースです。「あおも2だからみどりも2でいいの?」と、たまたま一致しただけなのに不安になったり、逆にあおの2をそのままみどりの欄に書き写してしまったりします。これは数を関係として捉えきれず、見た目の一致に引っぱられるために起こります。あくまで7から3と2をひいた結果が2なのだ、という筋道を一緒にたどると安心できます。
加えて、図のみどりが❓マークで隠されていることに気づかず、見えているふうせんの数だけを数えて「あか3とあお2で5こ」と答えてしまうこともあります。問題が聞いているのは見えている数ではなく隠れたみどりの数だ、という的を外さないことが、この時期はまだ簡単ではありません。「いま数えてほしいのはどの色?」と問い返すと、視点が戻りやすくなります。
家庭での声かけ例
まずは全体の7を体で感じさせることから始めましょう。おはじきやマグネット、あるいは本物の風船の絵を7つ用意して、「ぜんぶでいくつ?」と数えてもらいます。そのうえで「このうちあかが3こ、あおが2こなんだって。よけてみようか」と、あかとあおを実際に手で横へどけていきます。残ったものを数えて「のこったのがみどりだね、いくつ?」とつなげると、引き算の式を知らなくても答えにたどり着けます。手を動かして「よける」動作が、二つ引くことの実感になります。
数が分かりにくいときは、二段階に分けて声をかけてあげてください。「あかの3とあおの2を合わせると、まずいくつ?」と先に5を作り、それから「7にするには、あと何こ?」と尋ねます。一度に7から二つ引くより、いったん5というかたまりにまとめてから残りを考えるほうが、この時期のお子さんには無理がありません。れんしゅうのポイントにある段階的な進め方を、ここで会話の形にしてあげるイメージです。
最後に、答えが出たら必ず逆向きに確かめる習慣をつけましょう。「みどりが2なら、3と2と2でほんとうに7になるかな?」と一緒に足し直してみます。自分の答えを戻して確かめられると、当てずっぽうではなく納得して答える力が育ちます。慣れてきたら、全体を8や9にしたり、色を四種類に増やしたりして、同じ「よけて、確かめる」やり方が使えることを体験させてあげてください。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 3つの数の合成・順次引き算
- 教え方のコツ: 「3と2でまず5、7にするには?」と段階的に考えさせましょう
- ステップアップ: 全体8・9・10の3分割、4色に増やす問題へ