くるまと タイヤ
もんだい
くるまが 3だい あります。 1だいに タイヤは 4つ つきます。 タイヤは ぜんぶで いくつ いりますか?
この問題の図: 車1台にタイヤ4つというルールから、3台分のタイヤの合計を求める一対多対応の問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
12(じゅうに)こ
かいせつ(おうちのかたへ)
4つずつ3台分なので 4+4+4=12 です。
下の絵にはタイヤが描かれていないので、頭の中で「4が3つぶん」をイメージして数える必要があります。指を折って「4、8、12」と数えるのも有効です。
出題背景と育つ力
一対多対応の問題は、絵で中身がすべて見えている段階から、ルールだけを示して頭の中で数える段階へと進みます。この問題は車1台にタイヤが4つ、という決まりだけを与えられ、3台分のタイヤを絵に頼らず求める形です。つまり「4が3つ分」を心の中で組み立てる暗算の素地が試されます。慶應義塾幼稚舎など難関校の数の問題でも、具体物を最後まで並べず、規則を当てはめて答えを導く力が重視されています。
車とタイヤは、一対多対応を教えるのにとても相性のよい題材です。1台に4つと数が固定されていて、しかも子どもが実物を知っているため、「本当に4つついているのかな」と現実と結びつけて考えられます。育つ力は、目に見えない数量をルールから再現するイメージ力と、4ずつ増えていく数の系列(4、8、12)を口に出してたどる力です。ここで身につく「決まりを当てはめて数える」姿勢は、以降のすべての数の問題を支えます。
よくあるつまずき
1台4つ、3台分という設定でのつまずきは、絵がない分だけ前の問題より増えます。
ひとつめは、4ずつ数えられずに混乱するケースです。「4、8、12」と飛ばして数えるのは年中・年長さんには難しく、途中で「4、5、6…」と1ずつに戻ってしまい、数え直すうちに答えを見失います。まず1台分の4を指4本で作り、それを3回くり返す、と手を使うと安定します。
ふたつめは、車の台数3をタイヤの数と混同するケースです。3台という数字が頭に残って「タイヤも3つ?」と考えてしまうことがあります。台数と、1台につくタイヤの数は別物だと切り分けましょう。選択肢には8や16も並んでいます。2台分の8や、4台分の16を選んでしまうのは、台数を1つ数えまちがえたサインなので、どこで台数がずれたかを一緒に確かめてください。
家庭での声かけ例
タイヤの問題は、外出時や乗り物の絵本でそのまま練習できます。
道を走る車を見ながら、「あの車、タイヤはいくつついてる?」と聞いてみましょう。「4つ」と答えたら、「じゃあ車が3台ならタイヤはぜんぶで?」と続けます。すぐに分からなくても、「1台で4つ、2台で8つ、3台で?」と1台ずつ増やして声に出させると、4ずつ増える感覚がつかめます。
家では、車のおもちゃを3台並べて「ぜんぶのタイヤを数えてみよう」と実際に指でさわらせるのがおすすめです。絵がない問題でつまずいたら、こうして一度実物に戻り、また頭の中だけで数える形へ戻すと理解が定着します。
慣れてきたら「バイクだったらタイヤは2つだね。バイク3台なら?」と、1つ分の数を変えて聞いてみましょう。1台分の数が変わると合計も変わる、という一対多対応の芯の部分が体で分かるようになります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: ルールを頭で当てはめて合計を求める(暗算の素地)
- 教え方のコツ: 「1台で4つ、2台で?、3台で?」と段階的に問いかける
- ステップアップ: 数が増える(5台・6台)/中身が増える(タイヤ+ライト)問題へ