どちらが おおい?(かえると かめ)
もんだい
どちらが おおいでしょう。
おおい ほうを タップしましょう。
この問題の図: かえると かめ、どちらが おおいかを 1対1対応で 比べる 数の比較の入門問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
うえの だん(みどりの いきもの 4ひき)
かいせつ(おうちのかたへ)
緑のいきものは4ひき、ちゃいろのいきものは3びき。1対1で並べたとき、はみ出した方が多いと判断します。
数を数えなくても「同じ並びで余ったほうが多い」という1対1対応の感覚は、就学前の数概念の土台です。
出題背景と育つ力
2つのグループを見比べてどちらが多いかを判断する問題は、数の比較のいちばんの基礎です。ここで身につけたいのは、いち・に・さんと数え上げなくても、同じ並びにそろえて余ったほうが多い、と見抜く1対1対応の感覚です。この感覚は、後の釣り合いや等価の理解にもつながる数概念の土台になります。雙葉小学校をはじめ多くの学校で、就学前に数の多い少ないを直感的にとらえられるかが基本として見られます。
この問題は、かえる4ひきとかめ3びき、差がわずか1という近い数を比べます。差が大きいとひと目で分かってしまいますが、4と3のように差が1だと、きちんと対応させて確かめる必要が出てきます。育つ力は、2つの集まりを縦にそろえて過不足を見る目と、「多い」という言葉と実際の量を結びつける力です。数えることに頼りきる前に、並べて比べるという別のものさしを持てることが、この問題の価値です。
よくあるつまずき
かえる4ひきとかめ3びき、差が1という近い数の比較では、次のようなつまずきが見られます。
ひとつめは、ぱっと見の印象で判断してしまうケースです。差が1しかないため、かめのほうが大きく描かれていたり広がって並んでいたりすると、「かめのほうが多い」と見た目に引っぱられてしまいます。大きさや広がりではなく、数そのものを比べるのだと確かめる必要があります。
ふたつめは、数え上げが不正確なケースです。かえるを数えるときに1ぴきを2回数えて5にしてしまったり、かめを数え飛ばして2にしてしまったりすると、比較の結果が逆転します。差が1の勝負では、1つの数えまちがいがそのまま答えのまちがいになります。指で1ぴきずつ押さえながら、縦にそろえて「かえる、かめ、かえる、かめ」と対にして確かめると、最後に余ったかえるがはっきり見えます。
家庭での声かけ例
多い少ないの比べっこは、日常のあらゆる場面で練習できます。
おはじきやボタンを2列に並べて、「どっちのれつが多いかな? 数えないで分かる?」と聞いてみましょう。子どもが縦にそろえて余りを見つけられたら、「そう、1つ余ったほうが多いんだね」と1対1対応の考え方を言葉にしてあげます。数えて確かめさせると、並べた判断と数えた結果が一致することが分かり、自信につながります。
食卓でも、「あなたのからあげと弟のからあげ、どっちが多い? 同じ数にするにはどうする?」と問いかけると、比べるだけでなく「そろえる」意識も芽生えます。これは後の釣り合いの学習への橋渡しになります。
差が1の勝負なので、まちがえても「もう一度、1ぴきずつ線でつないでみよう」とていねいに対応させ直してください。急がず正確に数える習慣が、近い数の比較でこそ生きてきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 1対1対応・多寡の比較
- 教え方のコツ: 「縦に揃えてくらべてごらん」と指で並びを示す
- ステップアップ: 3グループの比較・差がより小さい比較へ