ものの かぞえかた「おなじ かぞえかたの なかまは?」
もんだい
いぬは 「いっぴき」と かぞえるよ。 おなじ かぞえかたの なかまは どれかな?
この問題の図: 犬と同じ数え方をする仲間を選ぶ助数詞の応用問題。絵から助数詞を思い浮かべて分類する力を鍛えます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
さかな(いっぴき)
かいせつ(おうちのかたへ)
助数詞の応用問題です。犬は「一匹(いっぴき)」と数えます。同じ「ひき」で数えるのは魚・虫・小動物など。正解は「さかな」です。
他の選択肢の数え方:
- りんご → いっこ(丸くて小さいもの)
- くるま → いちだい(乗り物・機械)
- えんぴつ → いっぽん(細長いもの)
- ほん → いっさつ(本・ノート)
- シャツ → いちまい(薄いもの)
絵を見て助数詞を思い浮かべ、同じ仲間を探すという二段階の思考が必要で、単純な「これは何と数える?」より難易度が上がります。
出題背景と育つ力
この問題は「物の数え方(助数詞)」のチャレンジ問題です。犬を数える「いっぴき」と同じ数え方をする仲間を、さかな・りんご・くるま・えんぴつ・ほん・シャツの六つから選びます。正解はさかなで、魚や虫、小さな生き物が「ひき」で数えられる仲間だという気づきが問われています。小学校受験では、物の名前を知っているだけでなく、それぞれにふさわしい数え方を結びつけられるかが見られます。この問題はさらに一歩進んで、絵から数え方を思い浮かべ、同じ数え方どうしをそろえるという分類の作業まで求めている点に特徴があります。
ここで育つのは、語彙を場面に合わせて使い分ける言葉の感覚と、共通点で物をまとめる分類の力です。「ひき」は生き物、「こ」は丸いもの、「ほん」は細長いもの、「だい」は乗り物や機械、「さつ」は本やノート、「まい」は薄いものというように、数え方には物の形や性質を見るルールが隠れています。このルールに気づき、初めて見る物でも「これは細長いから本かな」と見当をつけられるようになると、暮らしの中の言葉がぐっと豊かになります。受験本番では絵カードを使った口頭試問の形で出されることも多く、ふだんから声に出して数える習慣がそのまま得点につながっていきます。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、犬の数え方を「いっぴき」ではなく「いちわん」「いちとう」などと答えてしまい、出発点でつまずくパターンです。家で「ワンちゃん一匹」と言い慣れていれば自然に出ますが、ふだん数える機会が少ないと、形は知っていても数え方が口から出てきません。まずは犬が「いっぴき」だと確認できているかが、この問題のスタートラインになります。
次に多いのが、絵の見た目の印象に引っぱられる間違いです。たとえば「さかなも犬も生き物だから仲間」と理屈ではなく、「どちらも好きだから」「どちらも泳ぐから」といった別の理由で選んでしまうことがあります。逆に、えんぴつ(いっぽん)とほん(いっさつ)のように、細長い・四角いといった見た目が近いもの同士を「仲間っぽい」と感じて選んでしまうこともあります。この問題で問われているのはあくまで数え方が同じかどうかなので、見た目や好き嫌いと数え方を切り分ける必要があります。
年中から年長にかけての子どもは、複数のことを順番に考えるのがまだ苦手な時期です。この問題は「犬は何と数える」「さかなは何と数える」「それが同じか」という三段階を頭の中で行き来しなければならず、途中で最初の数え方を忘れてしまうことがよくあります。一つずつ声に出して確かめながら進めると、頭の中だけで抱え込まずにすみ、ぐっと答えやすくなります。
家庭での声かけ例
まずは絵を一つずつ指さして、「これは何匹って数えるかな」「これはいくつかな」と、選択肢ごとに数え方を声に出してもらいましょう。さかなで手が止まったら、「お魚さんはどう数えるかな、一匹かな一個かな」と二択にして助けてあげると、自分で「いっぴき」とたどり着けます。答えを教えるより、子どもの口から数え方が出てくるのを待つことが、記憶への定着につながります。
そのうえで、「犬はいっぴき、さかなもいっぴき、同じだね」と、同じ言葉でそろうことを耳で感じさせてあげてください。りんごは「いっこ」、くるまは「いちだい」、えんぴつは「いっぽん」、ほんは「いっさつ」、シャツは「いちまい」と、外れる選択肢も一緒に口に出して数えてみると、「ひき」だけが仲間外れにならずにそろうことがはっきりします。「いっぴきって言える仲間はどれだった」と最後にもう一度たずねて、自分の言葉でまとめさせると理解が深まります。
日常の中でも、お風呂のおもちゃの魚や図鑑の虫を見つけたとき、「これは一匹、二匹って数えるね」と数え方ごと声をかけてあげると、生き物は「ひき」という感覚が自然に育ちます。慣れてきたら、鳥は「いちわ」、ぞうのような大きな動物は「いっとう」など、生き物の中でも数え方が変わる例を一つずつ足してみてください。間違えても直さず、「おしいね、もう一回数えてみよう」とあたたかく繰り返すことが、言葉を好きになる近道になります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 語彙力・助数詞の分類力・応用思考
- 教え方のコツ: 「おなじ かぞえかたで かぞえられるものは?」と問いかけ、身の回りの物で連想ゲームをしましょう
- ステップアップ: 「わ(鳥)」「とう(大きな動物)」「けん(家)」など、特殊な助数詞にも挑戦