はなさかじいさん「はいを まいたら?」
もんだい
はなさかじいさんの おはなしで、おじいさんが かれきに はいを まいたら、どうなったかな?
こたえ
はなが さいた
かいせつ(おうちのかたへ)
「はなさかじいさん」は、犬のシロが残してくれた灰を、優しいおじいさんが枯れ木にまくと一斉に花が咲く、というクライマックスで知られる昔話です。隣の意地悪なおじいさんが真似をしてもうまくいかず、最後にはお殿様にほめられるという、勧善懲悪の典型的な物語構造を持っています。
「やさしさが報われる」「真似だけでは本物にならない」というメッセージは、年中〜年長のお子さまにも理解しやすく、繰り返し読み聞かせる価値のある一作です。
出題背景と育つ力
「はなさかじいさん」は、青山学院初等部・成城学園初等学校・暁星小学校など、お話の場面記憶を問う学校で取り上げられる定番教材です。「ここほれワンワン」と犬が小判を掘り当てる前半、犬が死んでしまう中盤、灰をまいて花を咲かせる後半、と起承転結がはっきりしているため、場面分解の練習にも適しています。
この問題で育つのは、「物語の中で最も印象に残るクライマックスを正確に思い出す力」です。クライマックス場面は絵としても鮮烈で、お子さまの記憶に残りやすい一方、「何の灰をまいたら、どうなった?」と細部を問われると、雰囲気で答えてしまう子も少なくありません。
よくあるつまずき
ひとつめは、絵としての印象が強い「実がなった(🍎)」を選んでしまうパターンです。「枯れ木 → 花や実」という連想で正解と混同します。お話のタイトル自体が「はなさかじいさん」であることに気づかせると、ヒントになります。
ふたつめは、お話を最後まで聞いていないため、灰をまいた結果を「水が出た」「虹が出た」のように雰囲気で答えるパターンです。お話の結末まで集中して聞く力は、お話の記憶(kioku 分野)の土台にもなります。
家庭での声かけ例
絵本を読むときに「はなさかじいさん」というタイトル自体が答えのヒントになっていることを伝えてください。「『はな』を『さかせる』おじいさん、というお話だから、最後は何が起こると思う?」と、タイトルから内容を予測する練習にもなります。
桜の季節に公園で「ほら、はなさかじいさんが灰をまいたみたいに、桜が一気に咲いたね」と話しかけると、物語と現実の風景が結びついて忘れにくくなります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 物語の結末を正確に記憶する力・タイトルから内容を推測する力
- 教え方のコツ: タイトルにヒントが隠れていることを伝える
- ステップアップ: 「灰はもともと何だった?」「シロは何を残してくれた?」と前後の場面も質問する