ももたろう「かわで ひろったのは?」
もんだい
ももたろうの おはなしで、おばあさんが かわで ひろったのは どれかな?
こたえ
もも
かいせつ(おうちのかたへ)
「ももたろう」は日本でいちばん有名な昔話のひとつで、おばあさんが川で大きな桃を拾うところから物語が始まります。桃を切ると中から元気な男の子が飛び出してきた、というあの冒頭は、繰り返し読み聞かせるなかで自然と身につくお話の核です。
出題背景と育つ力
昔話・童話の知識は、小学校受験の言語・常識分野で繰り返し問われてきました。雙葉小学校・聖心女子学院初等科・白百合学園小学校など、伝統的な物語の知識を重視する学校では、登場人物や小道具を絵で選ばせる出題が定番です。日本の昔話に親しんでいるか、物語の場面を映像として記憶しているかが見られます。
この問題で育つのは、聞いたお話を頭の中で映像化し、必要な場面を絵で再現する力です。文字を読む前の幼児期だからこそ、絵本の読み聞かせを通じてお話の構造を体に染み込ませることが、後の読解の土台になります。
よくあるつまずき
ひとつめは、ストーリーをぼんやり聞いて細部を覚えていないパターンです。「ももたろうは知ってるよ」と言うお子さんでも、いざ「川で何を拾った?」と聞かれると答えに詰まることがあります。これは話の流れを大まかに理解しているけれど、場面ごとの絵が頭に残っていないサインです。
ふたつめは、果物のなかから「いちばん好きなもの」を選んでしまうパターンです。お話の文脈と切り離して、自分の好みで答えてしまう4〜5歳前半に多く見られます。「お話の中で何を拾ったか」と問題文に立ち戻る声かけが必要です。
家庭での声かけ例
寝る前の絵本タイムに「ももたろう」を取り入れ、読み終えたあとに「川で何を拾った?」「桃の中から何が出てきた?」と問いかけてみてください。お子さんが答えたら、「そう、おばあさんが川で大きな桃を見つけたんだよね」と、お話の場面を確認するように繰り返します。
絵本がない場合は、紙芝居や YouTube の昔話チャンネルでも構いません。同じお話を3回・5回と繰り返し聞かせるうちに、場面の絵が頭の中に定着していきます。新しいお話を次々に与えるよりも、定番5〜6話を繰り返すほうが記憶に残ります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 物語の記憶・語彙・日本文化の知識
- 教え方のコツ: 絵本の読み聞かせで「川」「桃」「おじいさん・おばあさん」など場面の絵を頭に残す
- ステップアップ: 「桃を割ったらどうなった?」「家来になった動物は?」など、物語の続きも質問してみる