ももたろう「おはなしに でてこないのは?」
もんだい
ももたろうの おはなしに でてこないのは どれかな?
こたえ
うさぎ
かいせつ(おうちのかたへ)
「ももたろう」に登場するのは、おじいさん・おばあさん・桃太郎・犬・さる・きじ、そして鬼たちです。きびだんごをもらって家来になる動物が「犬・さる・きじ」の3種類であることは、お話を一度でも聞いたことがあれば自然に覚える要素です。
この問題は「出てくるもの」を問うのではなく、「出てこないもの」を選ばせる仲間外れ形式です。記憶している事実から逆算して答える必要があり、年長後半以降の応用力を測ります。
出題背景と育つ力
「出てこないものを選ぶ」形式は、小学校受験の言語・常識分野でしばしば出題される応用パターンです。慶應義塾幼稚舎・雙葉小学校・聖心女子学院初等科など、難関校では「出てくるもの」を選ぶ単純な記憶問題ではなく、知識を逆向きに使う「除外型」の問題で深い理解を見ます。
この問題で育つのは、「自分の知っている事実を整理し、選択肢を消去法で絞る力」です。「犬・さる・きじは家来として出てきた、おじいさん・おばあさんも家にいた、だから残ったうさぎが出てこない方」と、頭の中で順番に確認できるかが問われます。これは算数の論理的推理(推理ジャンル)にも通じる思考法です。
よくあるつまずき
ひとつめは、「うさぎは可愛いから出てきそう」と直感で答えてしまうパターンです。可愛いから出てくる・出てこない、ではなく、お話の事実として登場したかどうかを判断する必要があります。「お話の中で、桃太郎と一緒に鬼ヶ島に行った動物は誰だった?」と、お話の場面に立ち戻る声かけが効果的です。
ふたつめは、「家来は犬・さる・きじ」を覚えていても、おじいさん・おばあさんが「出てきた人物」であることが頭から抜けてしまうパターンです。「桃を拾ったのは誰だった?」と、登場人物全体を順番に思い出す習慣をつけてください。
みっつめは、「出てこない」という問題文を見落として、出てくるものを選んでしまうパターンです。問題文の「でてこない」「ちがう」「まちがい」といった否定の言葉を、解く前に必ず指さしで確認する習慣をつけましょう。
家庭での声かけ例
絵本を読んだあとに「このお話に出てきた人や動物を全部教えて?」と、登場人物のリストを言わせる練習をしてください。最初は2〜3人しか出てこないかもしれませんが、繰り返すうちに登場人物全員を挙げられるようになります。
応用として「桃太郎に出てきそうで出てこないもの」を一緒に考える遊びも効果的です。「うさぎは?」「ねずみは?」「キツネは?」と次々に出してみて、出てこないものをリストアップすると、お話の輪郭がはっきりします。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 記憶した事実から消去法で判断する力・否定文の読解力
- 教え方のコツ: 「出てきたもの」を全部言わせてから、選択肢と照らし合わせる
- ステップアップ: 「うらしまたろうに出てこないのは?」など、他のお話でも同形式の問題に挑戦