オノマトペ「ちくちく する のは どれ?」
もんだい
「ちくちく」する のは どれかな?
この問題の図: 触った感じを表す擬態語(ちくちく・ふわふわ・つるつる・ぷるぷる)を4つの絵から選び分ける難関問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
サボテン(ちくちく とげが ある)
かいせつ(おうちのかたへ)
ものを触った感じ(手ざわり)を表す擬態語の問題です。音ではなく「様子」を表す言葉なので、実際の手ざわりを思い浮かべる必要があります。
- サボテン → ちくちく(とげがある)
- くも → ふわふわ
- こおり → つるつる(&つめたい)
- プリン → ぷるぷる
4つそれぞれに合う擬態語があり、「ちくちく」がどれの手ざわりかを選び分けます。
出題背景と育つ力
オノマトペには、音を表す擬音語(ワンワン・ザーザー)と、様子や感じを表す擬態語(ふわふわ・つるつる)の2種類があります。このチャレンジ問題は、後者の擬態語の中でも「手ざわり」を表す言葉を扱います。サボテンのちくちく、くものふわふわ、こおりのつるつる、プリンのぷるぷる。どれも耳で聞こえる音ではなく、触ったり見たりして感じる質感を言葉にしたものです。目に見えない「感じ」を言葉と結びつける必要があるため、擬音語より一段抽象的で、難関校でも力の差が出やすい出題です。
ここで育つのは、感覚を言葉に変える表現力と、4つの質感語を混同せずに使い分ける弁別の力です。ふわふわ・つるつる・ぷるぷる・ちくちくは、どれも身のまわりにありながら、意識して言葉にしないと通り過ぎてしまうものです。日ごろから「これ、ふわふわだね」「つるつるしてるね」と手ざわりを言葉にして育った子は、こうした擬態語をたくさん持っています。感性の豊かさと語彙が同時に問われる、言語分野らしい一問です。
よくあるつまずき
いちばん多いのは、擬態語のイメージが定まっておらず、どの手ざわりか思い浮かばないケースです。「ちくちく」と言われても、とげのあるものを触った経験と結びついていないと選べません。これは知識というより、生活の中で手ざわりを言葉にしてきた経験の量に左右されます。
ふたつめは、似た擬態語どうしの混同です。「ふわふわ」と「ぷるぷる」、「つるつる」と「すべすべ」など、近い言葉は取り違えやすく、くもとプリンで迷う子もいます。「ふわふわは、雲やわたあめ」「ぷるぷるは、プリンやゼリー」と、代表的なものとセットで覚えると整理できます。
みっつめは、音(擬音語)と様子(擬態語)を区別できていないケースです。やさしい・ふつうで扱った「ワンワン」「ザーザー」は音でしたが、今回は手ざわりです。「これは、どんな音? じゃなくて、どんな感じ?」と切り替えて考えられるかが、このレベルの山場になります。
家庭での声かけ例
擬態語は、実際に触りながら覚えるのがいちばんです。お風呂上がりのタオルは「ふわふわだね」、氷は「つるつる、つめたいね」、プリンやゼリーは「ぷるぷる揺れるね」と、手ざわりを見つけるたびに言葉にしてあげましょう。公園でまつぼっくりやサボテン(とげのある葉)にそっと触れたら「ちくちくするね」と確かめます。手の感覚と言葉が結びつくと、忘れにくくなります。
逆に、親が擬態語だけ言って当てさせる遊びも効果的です。「ふわふわしてるもの、なーんだ」「ちくちくするもの、おうちのどこにあるかな」とクイズにします。答えたら「どうしてそう思ったの?」と理由を聞くと、感覚を言葉で説明する力まで育ちます。似た言葉を並べて「これはふわふわ? ぷるぷる?」と選ばせるのも、弁別の良い練習になります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 語彙力・擬態語の理解・感覚を言葉にする力
- 教え方のコツ: 実物を触りながら「どんな感じ?」と手ざわりを言葉にしましょう
- ステップアップ: 「さらさら」「ごつごつ」「もこもこ」など、ほかの手ざわり語へ