しりとり「3つの あなを うめよう」
もんだい
①②③に はいる ことばを それぞれ えらぼう。
この問題の図: 7語のしりとりチェーンに空欄が3つ。前後の音を同時に考え、「ん」で終わる語の引っかけも見抜く難関問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
- ① → ねこ
- ② → まど
- ③ → りす
(きつね → ねこ → こま → まど → どんぐり → りす → すいか)
かいせつ(おうちのかたへ)
7語のしりとりチェーンに、空欄が3つあります。それぞれ「前の語の最後の音で始まり、後ろの語の最初の音で終わる」語を選びます。
①(きつね → ? → こま)「ね」で始まり「こ」で終わる → ねこ
- ねずみ→「み」/ねぎ→「ぎ」/ねじ→「じ」で終わるため、こまにつながらない
②(こま → ? → どんぐり)「ま」で始まり「ど」で終わる → まど
- まくら→「ら」/まめ→「め」/まと→「と」で終わる
③(どんぐり → ? → すいか)「り」で始まり「す」で終わる → りす
- りんご→「ご」/りゅう→「う」/りぼん→「ん」(「ん」で終わる語はしりとりで使えない引っかけ)
3か所を同時に処理し、「ん」で終わる語のルールまで見抜く必要がある難関レベルです。
出題背景と育つ力
小学校受験のしりとりは、言葉を知っているかどうかだけでなく、語の音を一つずつ意識して分解し、条件に合う言葉を選び出せるかをみる問題です。このチャレンジ問題は7語のチェーンに空欄が3つあり、それぞれ前後の音が固定された穴うめ形式です。①は「ね」で始まり「こ」で終わる語、②は「ま」で始まり「ど」で終わる語、③は「り」で始まり「す」で終わる語を、4つの選択肢から一つに絞り込みます。受験本番でも、こうした前後が決まった穴うめは頻出で、難関校では空欄が複数になることも珍しくありません。
ここで育つのは、語頭と語末の音を同時に聞き取る音韻認識力、頭の中で複数の条件を保ちながら照らし合わせるワーキングメモリ、そして身近な言葉を素早く引き出す語彙力です。3つの空欄を別々に処理しながら、チェーン全体が最後まで一本につながるかを確かめる必要があり、考える順序を自分で組み立てる力も試されます。空欄が1つや2つの問題を十分にこなしてから挑戦すると、力の伸びを実感しやすい一問です。
よくあるつまずき
いちばん多いのは、前の音だけを見て選んでしまうつまずきです。①では「ね」で始まる選択肢が4つすべて並んでいるため、「ね、で始まればいい」と思い込み、最初に思いついた「ねずみ」や「ねぎ」を選びがちです。後ろの「こま」につなぐには最後が「こ」でなければならない、という二つ目の条件が抜け落ちてしまいます。空欄が3つあると、この「前と後ろの両方を見る」負担がさらに大きくなります。
③の「りぼん」は最大の引っかけです。「り」で始まるので選びたくなりますが、最後が「ん」で終わるため、そもそもしりとりでは使えません。「ん」がつくと次につなげられないというルールを、まだ感覚的にしか分かっていない子は、つい選んでしまいます。
もう一つは、3か所を一度に抱えて混乱するケースです。①を考えるうちに②③を忘れたり、全体を見渡そうとして一つも決められなくなったりします。負担が大きいサインなので、空欄を一つずつ区切って取り組ませてあげると落ち着きます。
家庭での声かけ例
まずは空欄を一つずつ区切ってあげてください。①なら、左右の「きつね」と「こま」の絵を指で押さえながら、「きつね、の最後はなんの音かな」「こま、は、なんの音から始まるかな」と、前後の音を声に出して確かめます。「ね、で始まって、こ、で終わる言葉だね」と二つの条件を言葉にしてから選択肢を見ると、探す的が定まります。「ねぎ」を指さしたら、「ねぎ、の最後はなに?」と問い返し、「ぎ」だと自分で気づけるよう促すと、答えを教えるより力がつきます。
③で「りぼん」を選んだときはチャンスです。「りぼん、の最後はなに?」「ん、で終わると次につなげられるかな?」とゆっくり確かめ、しりとりのルールを体で思い出してもらいましょう。全部うまったら、「きつね→ねこ→こま→まど→どんぐり→りす→すいか」と最後まで声に出して読み通し、一本につながった達成感を一緒に味わってください。慣れてきたら、絵を見ずに「『ね』で始まって『こ』で終わる言葉なーんだ」とクイズにすると、さらに力が伸びます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 語彙力・音韻認識力・複数条件を同時に処理する力
- 教え方のコツ: 空欄の前後を指で差し「始まりは?終わりは?」と一つずつ確認しましょう
- ステップアップ: 濁点(が・ざ・だ・ば行)を含む語や、「ん」で終わる引っかけの見抜き