まほうの はこ — あかと あおの はこを とおる
もんだい
おてほんの ように、🐰を 2ひき、あかい はこと あおい はこの じゅんに とおすと、なんびきに なりますか。
この問題の図: あかい はこと あおい はこを 連続で とおる ときの 変化を、それぞれの 単独の お手本から 読み取り、🐰2匹が 何匹に なるかを 答える 問題。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
うさぎ ごひき(🐰🐰🐰🐰🐰)
かいせつ(おうちのかたへ)
お手本から「赤箱は+1」「青箱は+2」を読み取り、本問では2匹がまず赤箱で3匹に、次に青箱で5匹に増えます。
ポイントは「お手本は1匹を入れたとき」「本問は2匹を入れたとき」のように、入力数が違っても規則は同じである、と理解できるかです。「赤箱を通ると1匹増える」を言葉で確認してから、本問に当てはめましょう。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 規則の連続適用・順序立てて考える力
- 教え方のコツ: 紙に「2→(赤)→3→(青)→5」と過程を書きながら計算させる
- ステップアップ: 箱の順番を逆にしたとき答えが変わるか確認
出題背景と育つ力
魔法の箱は、小学校受験の推理分野で定番の出題タイプです。お手本として「箱に何かを入れると何が出てくるか」がいくつか示され、子どもはそこに隠れている決まりを自分で見つけ出します。この問題では、赤い箱はうさぎが1匹増える箱、青い箱は2匹増える箱だと、お手本の1匹を入れた例から読み取らせています。さらに本問は赤と青を続けて通すため、決まりを一度きりでなく順番に二回当てはめる必要があり、推理の中でも一段難しい連続適用の形になっています。
ここで育つのは、目の前の事実から見えない法則を推測する力と、その法則を順序立てて最後まで適用しきる力です。答えは数字の5ですが、この問題が問うているのは計算の速さではありません。お手本を見て「赤い箱は1匹増えるんだな」と自分の言葉でルールに置き換え、それを2匹という新しい場面に正しく持ち込めるか。この考える筋道そのものが、小学校で求められる論理的な思考の土台になっていきます。
よくあるつまずき
いちばん多いのは、選択肢の3匹を選んでしまう間違いです。これは赤い箱だけを通して止めてしまい、青い箱を通すことを忘れているために起こります。年中から年長のお子さんは、二つの手順を頭の中で続けて保つことがまだ難しく、最初の箱で出た3匹に満足して「できた」と感じてしまいがちです。途中の3匹はゴールではなく通過点だ、という意識を持てるかどうかが分かれ目になります。
次に多いのが、お手本の数字をそのまま当てはめてしまうつまずきです。お手本では1匹を入れて赤い箱で2匹、青い箱で3匹になっています。この2や3という出てきた数を覚えてしまい、本問でもつい3匹や4匹と答えてしまうのです。大切なのは出てきた数そのものではなく「いくつ増えたか」という増え方のほうで、入れる数が1匹から2匹に変わっても増え方の決まりは変わらない、という理解がまだ育っていないことが原因です。
もう一つ、足し算の順番でつまずくこともあります。2匹に1と2を足すこと自体は合っていても、頭の中だけで処理しようとして数え間違えたり、赤と青のどちらが1でどちらが2だったかが混ざってしまったりします。この年齢では情報を二つ以上同時に扱うと混乱しやすいので、一つずつ確かめながら進める習慣がまだ身についていないことが背景にあります。
家庭での声かけ例
まずはお手本から一緒に決まりを見つけるところから始めてください。赤い箱のお手本を指さして「うさぎさんが1匹入ったね。出てきたら何匹かな」と数えさせ、「1匹だったのが2匹になったね。赤い箱を通ると何匹増えたのかな」と、増えた数に注目させる声かけが効果的です。青い箱も同じように「こっちは1匹が3匹だね。いくつ増えた箱かな」と確認し、赤は1匹増える箱、青は2匹増える箱、とお子さん自身の言葉で言わせてあげましょう。
決まりが見つかったら、本問を一気に解かせず、箱を一つずつ通していきます。「今度はうさぎさんが2匹だよ。まず赤い箱を通ると、1匹増えるから何匹かな」と聞き、3匹と言えたら「そうだね、でもまだ赤い箱だけだよ。次は青い箱も通るね」と、通過点であることをはっきり言葉にしてあげてください。そのうえで「3匹が青い箱を通ると2匹増えるね。全部で何匹になった」と最後まで導きます。途中で止まらないよう声をかけ続けるのがコツです。
慣れてきたら、おはじきや積み木をうさぎに見立てて実際に動かすのもおすすめです。2個並べて赤い箱の前で1個足し、青い箱の前でさらに2個足す。手で動かすと、数が消えずに目の前に残るので「3匹で終わりではない」という感覚がつかみやすくなります。最後に「赤と青の順番を入れ替えても5匹になるかな」と一緒に試してみると、足す順番が違っても答えは同じだという発見にもつながり、考える楽しさがぐっと深まります。