おはなすごろく 3かい ふって すすむと?
もんだい
スタートから サイコロを 3かい ふりました。じゅんに 1、2、1でした。コマは どこに とまりますか。
この問題の図: サイコロを3回振って、出た目を順に進むすごろく。3数の合成を扱います。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
ばら(🌹)の マス
かいせつ(おうちのかたへ)
サイコロ3回分の目を順に処理する問題です。1+2+1=4なので、4マス目に止まります。一度に合計を出してもよいし、毎回コマを動かしてもよい。子どもがどちらの方法で考えているか観察してみてください。
出題背景と育つ力
すごろくは、小学校受験の推理分野で安定して出題される定番です。この問題のようにサイコロを3回ふって、出た目(1、2、1)を順番に進んで止まるマスを答える形式では、ただ数えるだけでなく「いくつ進む指示が何回続くか」を最後まで取りこぼさずに追う力が試されます。スタートはマスに含めず、最初の1で🌷、次の2で🌻を通って🌼へ、最後の1で🌹に止まる、という具体的な進み方を頭の中で再現できるかどうかが分かれ目になります。
この出題タイプで育つのは、複数の情報を順序通りに処理する力と、数を合成する力の両方です。1+2+1をまとめて4と出す子は数の合成が、一回ずつコマを動かす子は手順を守って正確に追う力が伸びていきます。どちらの考え方も正解にたどり着けるのがこの問題のよいところで、年長さんが小学校の算数につながる「数の操作」と「条件を順番に守る」という二つの土台を、遊びの形で同時に養えます。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、スタートのマスを「1つ目」と数えてしまうことです。スタートから1進むと🌷ですが、スタートそのものを最初の一歩と勘違いすると、すべて一つずつ手前にずれてしまい、答えが🌹ではなく🌼になってしまいます。最初の止まる位置が🌷だと一緒に確認するだけで、このずれはぐっと減ります。
次に多いのが、サイコロ3回のうち最後の1を忘れてしまうパターンです。年中から年長の時期は、頭の中で覚えておける情報の数がまだ限られているため、「1、2」まで進めて満足し、🌼で止まってしまうことがよくあります。これは数え間違いというより、三つの指示を最後まで保持しておく記憶の負担が原因です。指で一つずつ目を押さえながら進めると、抜け落ちを防ぎやすくなります。
もう一つは、1+2+1を急いで足して「3」や「5」と数え間違える合成のミスです。同じ数字(1)が二回出てくるので、片方を数え忘れたり二重に数えたりしやすいのです。合計を出す方法で間違える子には、無理に暗算させず、一回ずつコマを動かす方法に切り替えてあげると、止まるマスの🌹にきちんとたどり着けます。
家庭での声かけ例
まずは実際に指でなぞらせてあげてください。「スタートのお花はどれかな。そこからサイコロが1だから、ぴょんと一つ進むと?」と問いかけ、🌷を指させたら一緒に喜びます。次に「もう一回ふったら2だったよ。二つ進むよ。せーの」と声をかけ、🌼まで指を動かす。最後に「もう一回、今度は1。あと一つ」と添えると、自然に🌹で止まります。一歩ごとに区切って声をかけることで、最後の1を忘れにくくなります。
進めるときは、お子さんが今どちらの方法で考えているかを見てあげてください。「先に全部足したい子」には「1と2と1、ぜんぶでいくつ進むかな」と合計から入る声かけが合います。一方「一つずつ動かしたい子」には足し算をうながさず、「次は何回進むんだっけ」とリズムよく一歩ずつ伴走してあげるとうまくいきます。どちらでも🌹にたどり着けば大正解だと、はっきり伝えてあげてください。
慣れてきたら、かいせつにもある通り「もし4回目に2が出たら、どのお花に止まるかな」と一歩先を聞いてみましょう。🌹から二つ進んで🍀になりますね。おはじきや消しゴムを一つのコマに見立てて、本物のすごろくのように手で動かして遊ぶと、画面の中だけでなく体で順番に進む感覚がしみ込みます。お子さんが自分で指を動かして答えを見つけられたら、その過程をたっぷりほめてあげてください。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 3つの数の合成・順序通りの処理
- 教え方のコツ: 「先に全部足す」か「一回ずつ動かす」か、子どもに合った方法を選ばせる
- ステップアップ: 4回目のサイコロが『2』だったら止まるマスはどこか考える