どうぶつすごろく 2ます すすむと?
もんだい
スタートから サイコロで 2が でました。コマは どこに とまりますか。
この問題の図: スタートからサイコロで『2』が出たとき、コマが止まるマスを選ぶ、すごろくの基本問題。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
うさぎ(🐰)の マス
かいせつ(おうちのかたへ)
サイコロの目の数だけ、スタートから1マスずつ数えて進む基本動作を確認する問題です。「いち、に」と声を出して指で押さえながら数えると、止まるマスを正しく特定できます。
出題背景と育つ力
すごろくの問題は、小学校受験では「推理」の代表的な出題タイプとして数多くの学校で出されています。サイコロの目の数だけコマを進めるというルールを理解し、スタートから順序よく数えて止まる場所を言い当てる力が問われます。この問題ではスタートからサイコロの「2」が出て、ねこ・うさぎ・くま・きつね・ぱんだと並ぶマスのうち、コマがどこに止まるかを答えます。一見すると単純な作業に見えますが、ルールの理解・数の系列・指で順を追う動作という、受験全体の土台になる複数の力が同時に育つ場面です。
このタイプで育つのは、数字と位置を一対一で結びつける力と、決められた手順どおりに進める力です。「2」という数を頭の中だけで処理するのではなく、ねこを「いち」、うさぎを「に」と一つずつ対応させて答えにたどり着く経験は、後のより長いマス目の移動問題や、戻る・休むといった条件が増えた応用問題に進むときの確かな足がかりになります。やさしい難易度のうちに、この数え進める動作を体にしみこませておくことが大切です。
よくあるつまずき
いちばん多いつまずきは、スタートのマスを「いち」と数えてしまうことです。このすごろくではスタートにコマが置かれた状態から動き出すので、最初のねこのマスが「いち」、次のうさぎのマスが「に」になります。もしスタートそのものを「いち」と数えてしまうと、一つ手前のねこを選んでしまい、答えがずれます。逆に、止まったマスのさらに先まで数えて、くまを選んでしまう子もいます。これは「2進む」を「2のマスまで数える」ではなく勢いで指を動かしてしまうことから起こります。
年中から年長のお子さんは、数を唱えることと指を動かすことのタイミングがまだぴったり合わないことがあります。口では「いち、に、さん」と速く言えても、指は一つしか進んでいない、あるいはその逆、ということが起こりやすい時期です。声と指がずれると、正しく数えているつもりでも止まる場所がずれてしまいます。
もう一つのつまずきは、絵柄に気を取られてしまうことです。動物のマスはお子さんにとって魅力的で、「うさぎが好きだから」「ぱんだがかわいいから」と、数えた結果ではなく好きな動物を選んでしまうことがあります。今回はたまたま好きな子の多いうさぎが正解ですが、答えはあくまで「スタートから二つ進んだマス」だから、という理屈で選べているかを確かめてあげてください。
家庭での声かけ例
まず、コマがどこから出発するのかを一緒に確認しましょう。「スタートはここだね。ここからお引っ越しするよ」と指でスタートを押さえ、「サイコロは2が出たから、二つお部屋を進むよ」と、これからすることを言葉にしてあげると、ルールがはっきりします。スタートのマスは数えないこと、進んだ先のマスを数えることを、最初にそろえておくのがコツです。
次に、お子さんの指を取って一緒に「いち、に」と声を出しながら、ねこのマスで「いち」、うさぎのマスで「に」と一つずつ押さえていきます。一マス進むごとに一つ数える、というリズムをそろえるのがいちばん大切です。早口で数えてしまう子には、「ゆっくり、お指が止まったところで言おうね」と速さをそろえてあげてください。止まったところで「ここでサイコロの数だけ進めたね。だからうさぎさんのお部屋だ」と、結果を言葉で確かめると理解が定着します。
できたら、「どうしてうさぎだと思った?」と理由を聞いてみてください。「二つ進んだから」と答えられたら、絵柄の好き嫌いではなく数で考えられている証拠です。慣れてきたら、サイコロの数を変えたり、動物の並び順を入れ替えたりして、同じ「二つ進む」でも止まる動物が変わることを体験させると、数え進める力がぐっと安定します。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 数え進める動作・数とマスの対応
- 教え方のコツ: 「スタートから1、2」と指でなぞって、止まったマスを確認する
- ステップアップ: マスの絵柄を変えて、同じ歩数で別の答えになる問題にも挑戦する