おなじ かず ずつ さかな
もんだい
さかなが ぜんぶで 10ぴき。
2つの すいそうに おなじ かず ずつ いれます。
すいそう 1つに いくつ?
この問題の図: 10匹のさかなを2つの水そうに同じ数ずつ入れたとき、1つの水そうがいくつになるかを求める、等分(分配)の問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
すいそう 1つに 5ひき(10 を 2つに おなじ かず ずつ で 5ひき)
かいせつ(おうちのかたへ)
全部で10匹を2つの水そうに「同じ数ずつ」入れると、1つの水そうがいくつになるかを求める問題です。前のあめの問題(3つに等分)と同じ「分配」ですが、数が10と大きくなり、2つに分けるぶん1つ分は5と多くなります。「同じ数ずつ」という前提があるので、答えが5に一つに決まります。10という区切りのよい数を半分に分ける経験は、後の暗算でとても役に立ちます。
出題背景と育つ力
分配(等分)の問題では、全体の数と分けるまとまりの数から1つ分を求めます。この問題は「10を2つに分ける」=半分にする形で、日常の「半分こ」の感覚とつながっています。おやつを二人で同じ数ずつ分ける、といった場面そのものなので、お子さまにとって入りやすく、かつわり算の土台としても重要です。
ここで育つのは、10を「5が2つ分」というまとまりで見る力です。今は10÷2=5という式ではなく、さかなを2つの水そうに1匹ずつ交互に入れていって、どちらも5匹になる、という手の動きで半分を実感することが目標です。10の半分は5、という感覚が身につくと、8の半分は4、6の半分は3、と偶数を半分にする力に広がり、数の構成の理解が深まります。
よくあるつまずき
いちばん多いのは、全部の数10と1つ分の5を混同するつまずきです。「全部で10匹」の10が強く残り、「1つの水そう」に10と答えてしまいます。選択肢に10を置いていないぶん露骨には出ませんが、大きい数へ引っぱられる傾向は同じです。「聞かれているのは片方の水そうだけ」と範囲を指で囲って示してください。
次に多いのが、数が大きいために数え間違えて4や6を選ぶパターンです。10を2つに分ける操作を頭の中だけで行おうとすると、この年齢では負担が大きく、1つずれてしまいます。実物を1匹ずつ交互に入れさせ、最後に片方だけを数え直させると正確になります。
また、2つの水そうが同じ数になっていないことに気づかず答えるお子さまもいます。「両方とも同じ数になった?」と必ず確認させ、等分の前提が守られているかを自分で点検する習慣をつけてあげてください。
家庭での声かけ例
おはじきやお菓子を10個用意し、お皿(水そうのつもり)を2枚並べます。「二人で半分こ、1個ずつ順番にね」と声をかけ、お子さまに1個ずつ交互に配らせてください。配り終わったら「どちらも同じ数かな?」「1つはいくつ?」と確認します。10個がどちらも5個ずつになる手ごたえが、答えそのものです。
半分こができたら、「6個だったら半分はいくつ?」「8個だったら?」と数を変えて出してみましょう。偶数はきれいに半分にできることに気づけます。逆に5個や7個のような奇数をわざと出して「半分こできる?」と問い、1個あまってしまう感覚に触れさせるのも良い発展です。割り切れる・割り切れないの土台になります。
数を間違えても、頭の中での計算に戻さず、必ず実物を1個ずつ配る動きに戻してください。手を動かせば、10の半分が5であることを自分で確かめられます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 等分(半分こ)・10の半分=5の感覚
- 教え方のコツ: 2枚のお皿に1個ずつ交互に配らせ、「両方同じ?」を確認させましょう
- ステップアップ: 6・8を半分にする問題、奇数で「半分こできる?」と問う問題へ