たべて わけよう どんぐり
もんだい
どんぐりが ぜんぶで 17こ。
2こ たべました。
のこりを 3つの ふくろに おなじ かず ずつ いれます。
ふくろ 1つに いくつ?
この問題の図: 全部の数から食べた数を引き、残りを3つの袋に同じ数ずつ分ける、引き算と等分を組み合わせた二段階の分配問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
ふくろ 1つに 5こ(17 − 2 = 15、15 を 3つに おなじ かず ずつ で 5こ)
かいせつ(おうちのかたへ)
全部で17個から食べた2個を引き、残った15個を3つの袋に同じ数ずつ分ける、二段階の問題です。前のクッキーの問題と同じ「引いてから等分する」流れですが、数が大きくなり、残り15を3つに分けて1つ分は5になります。「同じ数ずつ」という前提があるので答えが5に一つに決まります。図では食べた2個を「たべた」の箱に、分ける先を❓の袋で示し、二段階の流れを目で追えるようにしています。
出題背景と育つ力
「食べた・使った」で数を減らし、残りを等分する二段階の問題は、チャレンジ帯で繰り返し問われる形です。この問題は数がやや大きく、途中の数(残りの15)を保ったまま、それを3つに分けるという二つの操作を続けて行う必要があります。ここで試されるのは、最初の答えで満足せず最後の問いまで手順をやり切る集中力と、大きい数でも落ち着いて1つずつ配る丁寧さです。
この問題で育つのは、「まず減らす、次に分ける」という手順を、数が大きくなっても崩さずに実行する力です。今は式ではなく、17個から2個をよけて残りの15個を数え、それを3つの袋に配って1つ5個になる、という手の流れで二段階をつかむことが目標です。15を3つに分けると5、という等分の経験は、後のかけ算九九(5×3=15)の感覚づくりにもつながっていきます。
よくあるつまずき
いちばん多いのは、食べた2個を引かずに17個をそのまま分けようとする、最初の操作の飛ばしです。17は3で割り切れないため答えに詰まります。「先に食べた分をよけて、のこりを分けるよ」と順番を声に出して確認してください。
次に多いのが、残りの15を数え違えて14や16と思い込み、等分の答えがずれるパターンです。数が大きいぶん、17−2の途中の数がぶれやすくなります。「たべた」の箱を指で隠して「のこりは?」と一度立ち止まらせ、15をはっきり確定させてから配りに進ませると安定します。
また、1つ分が5と多いため、3つの袋に配る周回が長くなり、途中で1個多く入れたり少なく入れたりすることがあります。1個ずつ、袋をぐるぐると順番に回して配らせ、最後にどの袋も同じ数か、1つの袋だけを数え直させて確かめさせてください。
家庭での声かけ例
どんぐり(おはじきでも可)を17個並べ、「2個食べたよ」と2個を脇によけて「のこりはいくつ?」と数えさせます。ここで15という途中の数を、指や声でしっかり固定させるのが要です。次に袋やお皿を3枚並べ、「のこりを同じ数ずつ、1個ずつ順番に入れてね」と促し、配り終えたら「1つの袋はいくつ?」と締めくくります。どの袋も5個になる手ごたえが答えです。
二段階が重いときは、「①食べた分をよける ②のこりを数える ③同じ数ずつ配る」と一つずつ区切って、前の段階を終えてから次に進ませてください。慣れてきたら食べる数を3個に変えたり、袋の数を変えたりして、途中の数や1つ分がどう変わるかを一緒に確かめると理解が広がります。割り切れない残りをわざと出して「同じ数ずつにできる?」と問うのも良い発展です。
間違えたときは、どの段階でつまずいたかを一緒に振り返りましょう。「食べた分は引けたね。のこりは15だったよ」と、できた部分を認めながら戻すと、大きい数の二段階問題にも粘り強く取り組めるようになります。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 引き算+等分の二段階処理・大きい数を丁寧に配る力
- 教え方のコツ: 「たべた」を隠して残り15を確定させてから配らせましょう
- ステップアップ: 食べる数や袋の数を変える問題、15=5が3つ分(九九の素地)への気づきへ