わけると いくつ? にんじん
もんだい
にんじんを 2つの かごに わけます。
あわせて 5ほん。
ひだりの かごは 4ほん。
みぎの かごは いくつ?
この問題の図: 全部で5本のにんじんを2つのかごに分けたとき、片方の数から残りを求める、数の分割のやさしい問題です。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
みぎの かごは 1ぽん(5 − 4 = 1)
かいせつ(おうちのかたへ)
全部で5本、そのうち左のかごに4本と分かっているとき、右のかごがいくつかを求める問題です。「2つのかごに分ける」「全部で5本」と前提を示すことで、答えが1に一つに決まります。片方が全体に近い数のときは残りが小さくなる、という関係に気づかせてあげると、数の分割の理解が一段深まります。
出題背景と育つ力
数の分割は、ある数を二つのまとまりに分けてとらえる力で、数量分野の基礎として広く問われます。前の問題では残りが3、今回は残りが1と、片方の数が大きくなるほどもう片方は小さくなります。この「片方が増えればもう片方は減る」という反対の動きに気づくことが、5という数の中身をつかむうえでとても大切です。
ここで育つのは、5を4と1、3と2と、いろいろな組み合わせで見る力です。今は式で計算するのではなく、にんじんの絵を見て「のこりは1本だけ」と目で感じ取れることが目標です。5の分け方をひととおり体で覚えることが、後の10の合成分解や繰り上がりの計算につながっていきます。
よくあるつまずき
いちばん多いのは、問題文の「4ほん」に引っぱられて選択肢の4を選んでしまうつまずきです。左のかごの数と、聞かれている右のかごの数を取り違えているためで、選択肢に1と4の両方があるのはこの誤りを見分けるためです。「左は4本、聞かれているのは右だよ」と役割を戻してあげてください。
次に多いのが、右の❓を1つ分と見て答えが偶然合ってしまうものの、理由が「残りだから」ではなく「1つ描いてあるから」になっているパターンです。答えが合っていても、なぜ1本なのかを「5本のうち4本を取ったから」と言葉で確かめさせると、次の数でも応用できるようになります。
また、残りが1ととても小さいため「そんなに少ないはずがない」と感じて2や3を選ぶお子さまもいます。実物で4本を取り分けて、本当に1本しか残らないことを見せてあげると納得できます。
家庭での声かけ例
指を5本立てて「にんじんは全部で5本だね」と確認し、「4本はこっちのかごだよ」と4本を折ってください。残った1本を見せて「もう1つのかごは、この残りだね。いくつ?」と問いかけると、5は4と1でできていることが手で分かります。
おはじきやお菓子を5個並べ、4個を左のかごに移して、残りを数えさせるのも効果的です。「全部でいくつ?」「かごに行ったのは?」「のこりは?」と順番に声に出させると、取り違えが減ります。前の問題と続けて出し、「4本取ったら残りは1本、1本取ったら残りは4本」と入れ替えて見せると、片方と残りの反対の動きに気づけます。
慣れてきたら、5を「3と2」「2と3」とほかの分け方でも出してみましょう。5のいろいろな分け方が言えるようになったら、同じ数ずつ分ける「分配」の問題に進んでください。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 数の分割・5の補数・反対の関係
- 教え方のコツ: 「たくさん取ると残りは少ない」を実物で見せましょう
- ステップアップ: 5の分け方を全部言う練習、同じ数ずつ分ける「分配」の問題へ