オノマトペ「ザーザー ふるのは どれ?」
もんだい
「ザーザー」と おとが するのは どれかな?
この問題の図: 自然の音(オノマトペ)と絵を結びつける、ふつうレベルの問題です。動物の鳴き声から一歩進んだ擬音語の理解を育てます。 図を見て、下の選択肢から答えを選んでください(音声で問題文を聞くには「よみあげ」ボタン)。
こたえ
あめ(ザーザー)
かいせつ(おうちのかたへ)
自然や身のまわりの音(オノマトペ)を、絵と結びつける問題です。動物の鳴き声より一歩進んで、「音そのもの」と「音を出すもの」を対応させます。
- あめ → ザーザー
- かね → カンカン・リンリン
- きしゃ → シュッシュ・ポッポ
- かぜ → ビュービュー
それぞれに合う音があるので、「ザーザー」がどれの音かを聞き分けられれば正解です。
出題背景と育つ力
オノマトペは、擬音語と擬態語をあわせた日本語特有の表現で、小学校受験の言語分野で安定して出題されています。やさしいレベルでは「ワンワン=いぬ」のように動物の鳴き声が中心ですが、このふつうレベルでは、雨の「ザーザー」、風の「ビュービュー」といった自然の音へと広がります。動物の声は生活の中で覚えやすい一方、自然の音は「聞いた音を言葉に置きかえる」意識がないと結びつきにくく、一段難しくなります。
この問題で育つのは、耳で聞いた音を頭の中でイメージに変える力と、その逆に、見たものがどんな音を立てるかを想像する力です。3〜6歳は、音と情景を結ぶ言葉づかいが一気に豊かになる時期です。雨の日に「ザーザー降ってるね」、風の強い日に「ビュービューだね」と声をかけられて育った子は、自然のオノマトペをたくさん持っています。読み聞かせや外遊びの経験が、そのままこの力の差になって表れます。
よくあるつまずき
ひとつめは、音のイメージがまだ育っておらず、「ザーザー」が何の音か思い浮かばないケースです。雨の日に音を意識して聞いた経験が少ないと、「ザーザー」と言われてもピンときません。これは練習というより体験の積み重ねの問題なので、雨の日に窓辺で一緒に音を聞くだけでも変わってきます。
ふたつめは、音は分かっても、選択肢の絵と結びつけられないケースです。「ザーザーは雨」と頭に浮かんでも、絵の中からすぐに雨を探せず、最初に目に入ったものを選んでしまう子もいます。「ザーザーって、どんなときの音だっけ」と一度立ち止まらせると、落ち着いて選べます。
みっつめは、似た音との混同です。雨でも「ポツポツ」「シトシト」「ザーザー」と強さで言い方が変わります。今回は強い雨の「ザーザー」ですが、家庭で使っている言い方によっては迷う子もいます。どれも雨の音として正しいことを教えてあげると安心します。
家庭での声かけ例
自然のオノマトペは、天気のたびに練習のチャンスがあります。雨の日は窓の外を見ながら「どんな音がする? ザーザーかな、シトシトかな」と一緒に耳をすませます。風の強い日は「ビュービューだね」、雷の日は「ゴロゴロ鳴ってるね」と、そのつど音を言葉にしてあげましょう。
逆に、親が音だけ言って当てさせる遊びも効果的です。「ザーザーって降るのは?」「ビュービュー吹くのは?」とクイズを出します。お散歩の途中でも、電車が通れば「ガタンゴトン」、踏切なら「カンカン」と、身のまわりの音を拾って言葉にする習慣をつけると、オノマトペの引き出しがどんどん増えていきます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 語彙力・オノマトペの理解・音を言葉にする力
- 教え方のコツ: 雨・風・雷など、天気のたびに「どんな音?」と聞いてみましょう
- ステップアップ: 「シトシト」「ポツポツ」など、同じ雨でも強さで変わる言い方へ