言葉
言葉問題で身につく力
言葉のジャンルは、語彙力と音韻認識力(音と意味の対応)を測ります。年齢ごとの目安として、年中で1500〜2000語、年長で3000語以上の語彙が望ましいとされています。語彙が豊かなお子さまは、お話の記憶や常識問題でも有利に働きます。
特に「しりとり」「同じ音から始まる仲間」といった音韻問題は、後のひらがな読み書き・読書力に直結します。日本語は1音1文字(モーラ)の言語であり、音を分解して捉える力は小学校以降の国語の基礎となります。
どんな問題が出るのか
言葉ジャンルでは、言葉の最後の音と最初の音をつなげる「しりとり」、同じ音から始まる仲間や同じ音で終わる仲間を探す問題、複数の絵から仲間でないものを選ぶ「仲間はずれ」、絵をひとつのカテゴリ名でまとめる「まとめてなんという」といった音と意味を行き来する出題が中心です。
これに加えて、「ゴロゴロ」「ふわふわ」のように状態を表すオノマトペ(擬音語・擬態語)、1本・1匹・1枚など使い分けが難しい「物の数え方(助数詞)」、桃太郎・浦島太郎・かぐや姫など日本の代表的な「昔話・童話」、大きい⇔小さいのような対義語の問題も頻出です。
当サイトでは、しりとり・オノマトペ・物の数え方・仲間はずれ・まとめてなんという、といった種類を公開しており、昔話や対義語のジャンルは今後追加していきます。
学年別の取り組み方
年中〜年長前半
しりとりとオノマトペから始めます。生活の中で「これは何の音?」「ゴロゴロ鳴ってるね」と擬音を意識的に使ってみてください。しりとりは家族で気軽に遊べる最良の教材です。
年長前半〜中盤
同頭音(同じ音から始まる仲間)と物の数え方に進みます。「あ」から始まるもの集め、「お」から始まるもの集めなど、音を意識した遊びへと展開していきます。物の数え方は、絵本を読みながら「鳥は1羽、2羽」と一緒に数える経験で自然に身につきます。
年長後半
昔話と複雑なしりとり(条件付き)へ。昔話は日本の代表的な作品(桃太郎・浦島太郎・かぐや姫・一寸法師・さるかに合戦・かちかち山・はなさかじいさん・舌切り雀・三枚のおふだなど)を、繰り返し読み聞かせることが重要です。
つまずきやすいポイントと対策
しりとりで「ん」がつく言葉を出してしまうお子さまには、まず親子で楽しく実践するところから。「みかん!」「あー、ん!」と笑い合いながらルールに気づかせてください。
拗音(きゃ・しゅ・ちょ)の扱いに迷うこともあります。受験では基本的に拗音は1音として扱います(「ちょうちょ」は「ち」から始まる)。家庭でも統一しておくと混乱を防げます。
物の数え方を間違える場合は、「1個・1つ」で代用しがちですが、本・冊・羽・匹・頭・枚・台・軒・着・足など、生活に出てくるものから少しずつ増やしていきます。
昔話を「桃太郎しか知らない」というご家庭も多いものです。受験頻出の昔話は10〜15話。図書館で借りるか、絵本のシリーズで揃えて、毎晩1話ずつ読み聞かせを続けてください。
家庭での教え方のコツ
読み聞かせを毎日するのが何より効きます。絵本の読み聞かせは語彙獲得の最大の手段で、1日10分でも継続することが力になります。
会話で言葉を増やす意識も持ってください。「すごい」を「はらはらした」「びっくりした」「感動した」など、より具体的な言葉に置き換える経験を積ませると語彙が広がっていきます。
しりとりは生活化するのがコツです。散歩中・お風呂・車の中など、隙間時間にしりとり。条件付きしりとり(食べ物縛り、3文字縛り)に発展させると応用力がつきます。
関連ジャンルとの繋がり
言葉は常識・季節(季節の言葉・行事の名前)、記憶(お話の記憶)と密接に関係しています。語彙が豊富なお子さまは、すべての読解系問題で有利になります。読み聞かせは小学校受験対策の中核といえるほど、長期的に効く投資です。
ジャンル
難易度
種類